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あっ……、あっちはマウンテントレールだった……
●文:ヤングマシン編集部
あ、軽自動車のハナシです
ヤマハの名車といえばセロー225/250である。エンデューロレーサ―を彷彿とさせるような本格オフロードマシンとは一線を画し、トライアルとエンデューロの中間のような車格で足着きがよく軽量で、2輪2足で険しい山道へと分け入り……。あれ? なんのハナシだっけ?
そうそう、マウンテントレイルだった。今回スズキが東京オートサロン2024に参考出品する車両の中に「スーパーキャリイ マウンテントレイル」というものがあった。ベース車となっているスーパーキャリイは、運転席&助手席の後ろが少し広くなっていて、通常の軽トラよりも荷台はやや狭いが車内は快適かつ室内への積載性も増しているという、キャリイのバリエーションモデルである。
そんなスーパーキャリイに対し、オフロードでもタフに走ることができる力強さとデザイン性を与えたのが本コンセプトモデル。アクティブな大人が山をストイックに楽しむためのクルマとして、ビジネスだけではなく遊びにも活躍する、商用車の新たな世界観を表現したという。
で、セローのハナシに戻ると、セローの2輪2足走行、つまり両足で地面を蹴りながら転ばないように前に進んでいくという世界観を表現したのが”マウンテントレール”という言葉だったのだ。つい懐かしさだけで四輪のネタ、かつメーカーも違うのに記事にしてしまったが、バイク版のマウンテントレールはまだかいな、そういやヤマハの方が「セローの復活はなくても、セロー的なものが登場することはあり得る」と言ってたな、という与太話ついでにチョイスクープを放出する手法をとってみたのでご容赦いただけたら幸いだ。どうやら新生セロー(的なもの)は本格的に動き出す気配があるので引き続き注視していきたい。
そういえばスズキのコンセプトモデルのサイドにはMTと大きくあって、その下にMOUNTAIN TRAILとある。マスターオブトルクではない。こういうプロレス的な小競り合い(と勝手に解釈したら怒られそうだが)は大好きである。
参考出品車はスペーシアとスイフトにも
さて、バイク系メディアで触れてもよさそうな話題はすでに終わってしまい、出オチ感がないでもないが、もちろんスズキはクルマも作っているけどバイクメーカーなので問題あるまい。
いずれのコンセプトモデルも、ジャパンモビリティショー2023で初お披露目された新型スペーシア、新型スイフトをベースとしたものだ。
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