ガザ南部空爆、20人死亡 住民避難先にイスラエル攻撃続く

28日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファで食料を求めて列を作る人たち(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザ南部ラファの住宅に28日、イスラエル軍の空爆があり、中東メディアによると20人が死亡した。住宅には避難民が多数いたという。エジプト境界に近いラファは住民の避難先となっているが、イスラエル軍が攻撃を継続。パレスチナ赤新月社によると、ガザ中部マガジ難民キャンプの住宅でも28日、軍の砲撃で死傷者が出た。

 軍は28日、地上侵攻するガザ南部最大都市ハンユニス郊外でイスラム組織ハマスのトンネルを発見し、破壊したと発表した。モスク(イスラム教礼拝所)にもトンネルの縦穴があったとした。軍はハマス指導部が南部の地下に潜伏しているとみて行方を追っている。

パレスチナ自治区ガザ中部の難民キャンプで、攻撃により破壊された家屋=28日(ゲッティ=共同)

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