絶体絶命のルーシー・グレイをドローンで救う “教育係とプレイヤー”の協力プレイが胸熱過ぎる!『ハンガー・ゲーム0』本編シーン

『ハンガー・ゲーム0』

全世界を熱狂させたメガヒットシリーズ『ハンガー・ゲーム』最新作にして、前日譚となる『ハンガー・ゲーム0』が、現在絶賛上映中だ。このたび、コリオレーナス・スノー(トム・ブライス)が担当する第12地区のプレイヤーであるルーシー・グレイ(レイチェル・ゼグラー)を危機から救い出す、緊迫感溢れる本編シーンが解禁となった。

世界的メガヒットシリーズ最新作

国家パネムの首都キャピトルに反乱を起こした12の地区を戒める為、毎年各地区から少年少女が1名ずつ選ばれ、最後の1人になるまで殺し合いを行なう恐怖の催し“ハンガー・ゲーム”。全世界1億部を突破した同名ベストセラー小説を映画化し、全世界4,400億円を記録した世界的メガヒットシリーズの最新作は、『ハンガー・ゲーム』でジェニファー・ローレンスが演じたカットニス・エバディーンが第12地区のプレイヤーとして志願する64年前にして、ドナルド・サザーランドが演じたコリオレーナス・スノーがパネムの独裁者として君臨する数十年前に当たる前日譚。

主演のコリオレーナス・スノーを演じるのは、『ロビン・フッド』で映画デビューし、TVドラマなどでも活躍するトム・ブライス。また、ヒロインのルーシー・グレイ・ベアードを演じるのは、『ウエスト・サイド・ストーリー』で映画デビューし、ゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞したレイチェル・ゼグラー。さらに、ヘッド・ゲームメーカーのヴォラムニア・ゴール博士に『フェンス』でアカデミー賞助演女優賞を受賞したヴィオラ・デイヴィス、ゲーム考案者のキャスカ・ハイボトムに『ゲーム・オブ・スローンズ』でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞したピーター・ディンクレイジ、ゲーム司会者のラッキー・フリッカーマンに『グランド・ブダペスト・ホテル』などのウェス・アンダーソン監督作品で常連のジェイソン・シュワルツマン、スノーの従姉のタイガレス・スノーに『ユーフォリア/EUPHORIA』で高く評価されたハンター・シェイファー、スノーの同級生のセジャナス・プリンツに『ウエスト・サイド・ストーリー』で注目を集めたジョシュ・アンドレス・リベラなど、名声を誇るベテランと今を時めくアップカミングの俳優達が脇を固めている。

監督は、『アイ・アム・レジェンド』『ハンガー・ゲーム』シリーズのフランシス・ローレンスが務め、脚本は『マクベス』『アサシン クリード』のマイケル・レスリー、『リトル・ミス・サンシャイン』『ハンガー・ゲーム2』のマイケル・アーントなどが手掛け、原作は『ハンガー・ゲーム』シリーズのスーザン・コリンズが書き下ろしている。

ヒロインの絶体絶命の危機を救う主人公!

本作は、旧作から64年前に当たる「第10回大会」が物語の舞台となり、今大会で初めて教育係という制度が採用されている。主人公であるスノーは、旧作でパネムの大統領としてヒロインのカットニスを追い込んだヴィランであったが、今回はプレイヤーの教育係としてヒロインのルーシー・グレイと力を合わせて優勝を狙っていく純粋な青年時代が描かれる。

結託してグループを組んだプレイヤー4人に囲まれ、絶体絶命の状況に追い込まれたルーシー・グレイ(レイチェル・ゼグラー)。そんな彼女の姿を別の場所で画面越しに見守っていたスノー(トム・ブライス)は、コンピューターを使って水のギフトを送ることに。早速、ドローン経由でルーシー・グレイに水が届けられるが、ドローンはうまく作動せず、彼女を取り囲んでいたプレイヤーたち目掛けて猛スピードで突撃する。このスノーの奇策には、これまで残酷なゲームを冷静に進行してきた司会のフリッカーマン(ジェイソン・シュワルツマン)も、「ドローン攻撃か」と思わず舌を巻く。

過去の戦争が原因で貧困にあえぐスノー家の名声を取り戻すため、当初はルーシー・グレイを自身の駒のように扱って優勝させようと野心を見せていたスノーだが、過酷な運命に立ち向かって強く生きる彼女に次第に魅了されていく。そんな教育係とプレイヤーによる息の合った協力プレイと徐々に変化していく感情が、本作の見どころの一つとなっている。

また、旧作を鑑賞済みの人は、あのスノー大統領がヒロインのプレイヤーを助けるという展開に胸が熱くなるかもしれないが、カットニスが初めて参加した「第74回大会」では、近未来的な技術を駆使したハイテクなデスゲームだったものの、初期はこれほどまでに荒々しく実験的なものであったことに驚くだろう。64年という旧作に至るまでのハンガー・ゲームの歩みを、本作から想像してみてほしい。

『ハンガー・ゲーム0』は絶賛上映中

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