Wanna One出身パク・ジフンら、新ドラマ「幻影恋歌」で努力した点は?視聴ポイントも明かす(総合)

Wanna One出身パク・ジフンらの一人二役を掲げた「幻影恋歌」が、2024年の視聴率競争に突入する。

12月28日午後、ソウル市九老(クロ)区ザ・セントで、KBS 2TV新月火ドラマ「幻影恋歌」(脚本:ユン・ギョンア、演出:イ・ジョンソプ)の制作発表会が開催された。イベントにはイ・ジョンソプ監督、Wanna One出身のパク・ジフン、「PRODUCE48」出身のホン・イェジ、ファン・ヒ、ジウが出席した。

同名の人気ウェブ漫画を原作とする「幻想恋歌」は、相反する2つの人格を持つ男と、その男を愛した女の初々しい愛と強い執着を行き来するファンタジー恋愛時代劇で、これまでの時代劇で試みたことのない多重人格を取り扱う。

イ・ジョンソプ監督は「俳優たちが1人で多数の役を演じることが多かった。単に自分の役だけでなく、違う設定とキャラクターを研究して、別の人物として表現しなければならない状況が毎回あった。俳優たちにとっては、すべてのシーンが新しい挑戦だった」とし、「多重人格をファンタジー的に表現するのではなく、現実的に面白く表現しようとした」と説明した。

パク・ジフンは皇太子のサジョ・ヒョンと、彼の2番目の人格アクヒとして一人二役に挑戦する。パク・ジフンは「一人二役に初めて挑戦した。感情的にも精神的にも大変じゃないと言えば嘘になる。できるだけ大変であることを現場で見せないために、努力して頑張った」と伝えた。

先立って「弱いヒーロー Class 1」を通じて俳優として強烈な印象を残した彼は、挑戦に対する恐れはないとし、前作の成果に対するプレッシャーもあまりないと明かした。パク・ジフンは「一人二役の作品のオファーをもらった時、僕にとってはありがたいことだったし、とても興味深かった。すごく緊張して怖かったのはあるけれど、どうすればちゃんと解いていくか、人物の方向性をどのように構築するかをたくさん工夫した」と伝えた。

ホン・イェジは、刺客団の一員であるケラと、自分も知らないうちに太子の側室のウンヒョ妃になるヨンウォルを演じる。パク・ジフンとの共演について彼女は「原作のウェブ漫画を毎週楽しみに待ちながら読んでいた愛読者として、その作品にヒロインとして参加することができて感謝した。ジフン兄さんとはたくさん話したけれど、本当の兄のような印象を受けてケミストリー(相手との相性)が良かった。優しくて世話を焼いてくれるという意味もあるし、緊張しないようにいたずらもたくさんしておしゃべりする、いろいろな姿があった」と語った。

これにパク・ジフンも「共演は言うまでもなく、とても楽だった。瞬間の集中力がとても良くて驚いた記憶が多いし、こっそり真似しようと努力しながら学んだことも多い。責任感のある姿もすごく勉強になった」と話した。

ファン・ヒは劇中でサジョ・ヒョンと対立する異母兄のサジョ・ユン役を演じる。圧倒的で大きな欲望を持つキャラクターのために、撮影現場で自分自身をなるべく孤立させたというファン・ヒは、「何を望んでいるのか、人物の動機は何なのか、ずっと人物の本質について強く問い続けた」とし、「その間、空が黄色く見えるということを現場で経験した。サジョ・ユンを愛して、魅力的に感じたし、一生懸命に頑張った」と説明した。

ジウは宮廷内の暗闘の中心に立つ太子妃のクムファに扮し、悪役を演じる。彼女は「初めて挑戦する悪役だった。クムファがきついところもあるが、その裏には複雑で寂しい内面もある人物なので、そういった点に重点を置いて立体的に表現しようと努力した」と伝えた。

イ・ジョンソプ監督は、パク・ジフン、ホン・イェジなど、新人をキャスティングした理由を明かした。「弱いヒーロー Class1」を見てパク・ジフンをキャスティングしたという監督は、「1人で部屋の中に閉じこもって勉強するシーンがとても寂しく、孤独に見えた。これがサジョ・ヒョンだと思った。彼は退廃的なアクヒの内面を持っている」とし、「ホン・イェジさんは刺客としての恐ろしさがあるのかと悩んだが、最後のオーディションをする時、彼女がオーディション会場で短刀を持って演技していた。その努力が愛らしくて可愛かった」と説明した。

また「ジウさんは7~8年前から一緒にドラマをしようと思っていた女優だ。好きな女優のアン・ハサウェイにそっくりな感じの韓国人女優だった。あんなに美しい顔をした女性が毒舌を言うと、本当に怖いだろうなと思った。ファン・ヒさんはすごく頑張り屋の俳優だ。彼の努力がキャラクターを豊かにすると思い、キャスティングした。4人の相性がとても良かった」と満足感を示した。

イ・ジョンソプ監督は、視聴率について「最近地上波が難しい。どうか協力してほしい」と話し、「視聴者にたくさん見ていただけたらありがたい。恥ずかしくないドラマを作るために最初から最後まで努力した。視聴率が2桁を記録してほしい。堂々とした若者たちが豪快なドラマを作った。多くの関心と愛をお願いしたい」と話し、視聴を呼びかけた。

最後に俳優たちは視聴ポイントを挙げた。ジウは「人間の様々な欲望を描いている。多くの方々に満足していただけると思う」とし、ホン・イェジは「喜怒哀楽が込められた作品なので、一緒に泣いて笑うことができる。一緒に共感してほしい」と語った。ファン・ヒは「『幻影恋歌』を見ながら、夢を見ているような気分を感じてほしい。美しく自慢できるところが多い作品だ」と自信を示した。

KBS 2TV新月火ドラマ「幻影恋歌」は、2024年1月2日夜10時10分に韓国で放送がスタートする。

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