巨人・村田さん、母校で講演 「目の前のことに挑戦」

母校での講演で、後輩たちにエールを送る村田さん=佐世保市、佐世保実業高

 今年開かれたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、世界一に輝いた侍ジャパンのバッテリーコーチを務めた村田善則さん(49)が20日、佐世保市母ケ浦町の母校、佐世保実業高を訪れ、全校生徒らを前に講演した。
 村田さんは高校3年のとき、キャッチャー、キャプテンとして夏の甲子園に出場。卒業後は巨人に入団し、以降16年にわたり捕手として活躍した。現在は巨人と野球日本代表のコーチを務めている。
 この日は「夢を実現するための高校生活」をテーマに講演。高校時代、野球に集中するため学業にもしっかり取り組んだことなどを紹介し、「夢や目標があれば考え、行動も変わる」と伝え、「一生懸命目の前のことに挑戦すれば、やりたいこともいつか見つかる。豊かな学校生活を送って」と後輩たちにエールを送った。
 3年の家本陸希さん(17)は「何があってもくじけずに、失敗も成功に変えて前向きに生きていきたいと思った」と目を輝かせた。

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