諫早農高・全国大会で優秀賞 鑑定競技6人と生物工学部

市長に受賞を報告した諫早農業高の生徒たち=諫早市役所

 長崎県立諫早農業高(前田達彦校長)は、「農業系高校生の甲子園」とも呼ばれる第74回日本学校農業クラブ全国大会のプロジェクト発表会で、部活動の生物工学部が優勝に次ぐ優秀賞を受賞。農業鑑定競技会では、6人が優秀賞を受賞した。
 10月25、26日に熊本県内各地であった同大会には全国から300校が参加した。
 プロジェクト発表会には、三つの分野に各地区の予選を通過した計27校が出場した。生物工学部の9人は、農業の生産性向上などに関する分野で、生ごみを堆肥として資源化し、農業やCO2削減に活用する研究について発表した。
 農業や園芸などの専門知識を競う農業鑑定競技会には、約千人が出場、同校からは8人が出場した。
 優秀賞を受賞した生徒15人は20日、市役所に大久保潔重市長を訪ね結果を報告。生物工学部代表でバイオ園芸科3年の内田麟太朗さん(18)が「3年間の学習を生かせた。後輩たちが地域の課題を農業の力で解決していってくれると信じている」。競技会に出場した農業科学科3年の笹木羽匡さん(18)は「普段の学習の成果を発揮できた」と話した。大久保市長は「若い発想やアイデア、行動力を市のためにも貸してほしい」とたたえた。

© 株式会社長崎新聞社