Wソックスがブルペン補強 ティム・ヒルと1年180万ドルで合意

ホワイトソックスが8月末に就任したクリス・ゲッツGMのもとでロースターの再編を続けている。日本時間12月29日、ホワイトソックスはパドレスからノンテンダーFAとなっていた救援左腕ティム・ヒルと1年180万ドルの契約を結んだことを発表。1年400万ドルで合意したことが報じられているマーティン・マルドナードに続くベテラン補強となった。なお、ヒル獲得に伴い、ロースターの40人枠を空けるために、デクラン・クローニンのDFAが発表されている。

現在33歳のヒルは2018年にロイヤルズでメジャーデビューし、いきなり70試合に登板。翌2019年も46試合に登板したが、2020年シーズンの開幕直前にフランチー・コルデロ、ロナルド・ボラニョスとのトレードでパドレスへ移籍した。

短縮シーズンの2020年は60試合中23試合に登板。翌2021年は自己最多の78試合に登板し、6勝6敗1セーブ、19ホールド、防御率3.62と自己最高の成績を残した。2022年も55試合で防御率3.56を記録したが、今季は48試合で1勝4敗、9ホールド、防御率5.48と精彩を欠き、11月中旬にノンテンダーFAに。サービスタイム(メジャー登録日数)はすでに5年を超えているため、ホワイトソックスとの1年契約が満了すれば、来季再びFAとなる。

ホワイトソックスは救援左腕アーロン・バマーをマイク・ソロカ、ジャレッド・シュスター、ニッキー・ロペスら5選手とのトレードでブレーブスへ放出しており、ヒルにはその穴を埋める働きが期待される。サイドハンドの変則左腕であり、球速はかなり遅いものの、巧みにゴロを打たせ、長打になりやすい「バレル」の打球を打たせないのが特長。今季は被バレル率を5.1%に抑えた一方、ゴロ率は63.5%という高水準だった。

ゲッツGMはオフシーズン開始時に「自分のチームのロースターが好きじゃない」と発言。主砲ルイス・ロバートJr.以外の全員がトレード候補となっており、エース右腕のディラン・シースは今オフ中のトレード移籍が確実視されている。

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