松本人志“性加害疑惑”を所属事務所は全否定も…語っていた「文春への対処法」

12月が終わろうとする年の瀬に、まさかのスキャンダルが飛び出たダウンタウン・松本人志(60)。26日に公開された「文春オンライン」及び27日発売の「週刊文春」で“性加害疑惑”が報じられ、波紋が広がっている。

記事によれば、時期は8年前の2015年。お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬(50)に女性を集めさせ、東京・六本木の超高級ホテルで飲み会を開催。松本らは“ゲーム”と称して、キスなどの性的な行為を参加女性に迫ったという。

松本が所属する吉本興業は27日、公式サイトに声明を発表。《当該事実は一切なく、本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するもの》と、報道を全面的に否定。続けて《新幹線内で執拗に質問・撮影を継続するといった取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定》と、松本の“性加害疑惑”を報じた「週刊文春」と争う意向を示した。

松本といえば’09年5月に元タレント女性と結婚し、’10年10月に第一子の長女が誕生。トーク番組などでは子煩悩な一面を見せることもあり、“良きパパ”のイメージが持たれていた。既婚者らしからぬ衝撃的なスキャンダルに見舞われてしまったが、松本は以前から“文春への対処法”をシミュレーションしていたようだ。

’20年8月に放送された『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で、ゲストの小池栄子(43)が「松本さんは(不倫報道が出たら)どうするんですか?」と質問する一幕が。すると松本は「俺は考えてるよ、ホントに常に。いつ文春がバンって突撃してきても」と即答し、腕を組みながらこう語ったのだった。

「全部その通りです(と答える)」

ゲスト陣からは「おぉ~」と感嘆の声が上がり、小池も「かっこいい」とリアクション。さらに松本は記者とのやりとりをシミュレーションしつつ、再び「全くその通りです」と自信たっぷりの表情を見せていた。

小池から「たとえ(事実と)違っても?」と投げかけられると、「うんうん」と頷いた松本。さらにお笑いコンビ・千鳥の大悟(43)が「松本さんを陥れようとして、ちょっとオーバーに言ってたとしても?」と畳み掛けても、「全くその通りです」と考えを貫いていた。

だが今回のスキャンダルをめぐっては吉本興業が争う姿勢を見せていることから、一部Xでは《真逆じゃん》との声も上がっている。

『酒のつまみ』でオープンな姿勢を見せていた松本は、不祥事が報じられた芸人をイジることも少なくない。最近では、当て逃げ事故で謹慎中の藤本敏史(53)の名前を出演番組で出すこともしばしば。今年2月に“パパ活不倫疑惑”が報じられた相方の浜田雅功(60)を、イジって注目を集めたことも。

密会した女性からフレンチクルーラーを差し入れられ、泣いてしまったと報じられていた浜田。松本はそのことを蒸し返すかのように、3月放送の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)で「フレンチクルーラー持ってこい!」と笑いを誘っていた。

騒動の行方に注目が集まるなか、松本は28日深夜にXへ《いつ辞めても良いと思ってたんやけど… やる気が出てきたなぁ~》と意味深な呟きを投稿。シミュレーションでは「全て認める」と豪語していたが、吉本興業は法的措置をもって徹底抗戦の構えを見せている。この“全面戦争”の行き着く先は――。

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