【バンビシャス奈良】ブースターの声援を受けホームで3連勝

【バンビシャス奈良】ブースターの声援を受けホームで3連勝

2023年12月23日、24日、バンビシャス奈良はロートアリーナ奈良で青森ワッツと対戦。

23日は90-82、24日は76-75で勝利し、前節から奈良は3連勝となった。

バンビシャス奈良 90-82 青森ワッツ(2023年12月23日)

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1Q、笠井康平選手のアシストから、シャキール・ハインズ選手が得点して先制。その後は、笠井選手、林瑛司選手、栗原翼選手の3Pシュートなどで得点を重ね、16-17で最初のクォーターを終える。

2Q、キャメロン・ジャクソン選手が、スティールからのワンマン速攻でリバースダンクを決めると、このクォーターだけで3本のダンクを決める。最後は、ジャクソン選手、笠井選手、シェイク・ムボジ選手の連続得点で点差を広げ、42-35とリードしてハーフタイムを迎える。

3Q、ムボジ選手がリバウンドから後半最初の得点をあげる。その後は、本多純平選手が、ムボジ選手のアシストからゴール下で得点。さらに、ムボジ選手のピックから3Pシュートと、インサイドとアウトサイドの両方で存在感を見せ、64-53とリードを保って最終クォーターへ。

4Q、序盤は青森に点差を縮められるも、ふたたびジャクソン選手がスティールからリバースダンクを成功させ、オフィシャルタイムを迎える。その後は笠井選手の3点プレーや林選手の3Pシュートなどで青森の追随を許さず、奈良は今シーズン最多得点となる90-82で勝利した。

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小野秀二HCコメント

「チーム青森が、チェンジングディフェンスをしながら、ゾーンディフェンスをする時間が長く、それでハーフコートバスケットになってしまって、流れが重くなってしまいました。ですが、途中からは上手くゾーンアタックもできたと思います。それでも、ゾーンを攻めるとなるとどうしてもテンポが遅くなってしまうので、後半は我々の良さでもある、ディフェンスをやりきって、すこしアップテンポにすることができたかなと思います。ただし、ゲームを通して見ると、ここでもう1本取れていたらもっと楽になるというようなところで、単純なミス、イージーなターンオーバーをしてしまったことは、明日以降の課題だということを、選手たちに伝えました。明日もう一度我々のバスケットを、試合の多くの時間でできるようにがんばりたいと思います。」

キャメロン・ジャクソン選手コメント

「個人的には、ケガから復帰してすぐは不調だったんですが、最近の試合では、リバウンドや得点の面でチームに貢献できるようになってきたと思うので、すごく嬉しく思っています。チームとしては、はじめにリードすることができましたが、自分たちが急いでしまったところで、ミスをして、点差を詰められてしまうところがありました。そこをなんとか耐えて、勝利という結果を残せたことには満足しています。」

バンビシャス奈良 76-75 青森ワッツ(2023年12月24日)

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1Q、序盤は互いに競った展開が続いたが、青森に8点のランを許してしまい、点差を広げられてしまう。終盤にはこの日スターター起用となった柳川幹也選手が連続して3Pシュートを決め、同点に追いつくも、最後は青森に得点を許してしまい、16-20とビハインドで終える。

2Q、林選手のエルボーからのバンクショットで先制。林選手はさらに、栗原選手のセンターラインからコーナーまでのロングパスを受けて3Pシュート、同じく栗原選手のエンドラインからのスローインを受けてゴール下でのショットと、7得点の活躍をみせ、36-37でハーフタイムへ。

3Q、本多選手のスティールから林選手がユーロステップで最初に得点をする。しかし、このクォーターは青森に3本の3Pシュートを含む25得点を許してしまう。ハインズ選手の13得点の活躍や、クォーターのラストプレーではハインズ選手とムボジ選手の連続ブロックで青森の攻撃を防ぐ好プレーもあったが、55-62とビハインドを背負って最終クォーターへ。

4Q、奈良はハードなディフェンスで青森のフィールドゴール成功率を30%以下に抑え、オフェンスでは、古牧昌也選手の3Pシュートを皮切りに徐々に点差を縮める。最後はブースターの声援を受けたハインズ選手が、ステップバックから逆転弾となる3Pシュートを決める。残りの時間もしっかりと守り切り、76-75で奈良が逆転勝利を収め、ホームで3連勝を達成した。

小野秀二HCコメント

「チーム青森がオフェンス、ディフェンスともに積極的にプレーして、とくにスリーポイントは、昨日は成功率が20%以下だったのを、今日はやはりしっかり入れてきたなという感じです。その分、我々がビハインドを追いかけるゲームになったと思います。そうした中、今日はスタートのメンバーにちょっと変化をつけたところ、とくにポイントガードの(柳川)幹也が、ようやくケガをする前の本来の雰囲気が出てきました。彼の大きな武器である3Pシュートも決めてくれましたね。(藤髙)宗一郎はじめ、ベンチメンバーも途中から出てしっかりがんばってくれました。チームとして、我慢をしながらゲームを進めて、最後によくひっくり返したと思います。最後のシャック(シャキール・ハインズ)のスリーポイントには、みんなの思いがこもったショットだったと思います。もちろん、入れたシャックは素晴らしいですが、そういうショットをみんなで作ったということが、本当に嬉しく思います。」

シャキール・ハインズ選手コメント

「昨日自分たちに負けた青森さんは、もっと強気で来るよとミーティングで言われていましたし、それに対する準備もしていたのですが、序盤は点の入れ合い、守り合いになって、接戦となってしまいました。その時間帯は我慢の時だと、ヘッドコーチに言われていたので、我慢して自分たちのディフェンスをして、そこからオフェンスにつなげるようにしました。最終的に自分がシュートを決めることができ、個人的にはとても上手く試合を運ぶことができたと思います。」

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