『コンクリート・ユートピア』『D.P. -脱走兵追跡官-』ほか、年末年始に観たい!「クライマックススタジオ」作品

『コンクリート・ユートピア』© 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

イ・ビョンホン、パク・ソジュン、パク・ボヨン出演、廃墟と化したソウルで唯一残ったマンションを舞台に、生存者が巻き起こす物語を描くエンタテインメント大作『コンクリート・ユートピア』が、2024年1月5日(金)より公開される。このたび、リアリティを追求し、高クオリティな映像表現に成功した本作をはじめ、臨場感と迫力のある映像で視聴者を魅了する制作会社「クライマックススタジオ」が手がける、“年末年始に観たくなる”3作品をご紹介。

『コンクリート・ユートピア』

世界を襲った未曾有の大災害により、一瞬で廃墟と化したソウル。唯一崩落しなかったマンションは、生存者たちで溢れかえっていた。無法地帯となったいま、マンション内でも不法侵入や殺傷、放火が発生。危機を感じた住民たちは主導者を立て、居住者以外を追放し、住民のためのルールを作って“ユートピア”を築き上げることに。住民代表となったのは、902号室のヨンタク(イ・ビョンホン)。職業不明で冴えないその男は、権力者として君臨したことで次第に狂気を露わにする。そんなヨンタクに傾倒していくミンソン(パク・ソジュン)と不信感を抱くミョンファ(パク・ボヨン)。極限の状況下でヨンタクの支配が頂点に達したとき、思いもよらない争いが勃発する。そこで明らかになった、その男の本性。果たして男の正体とは—。

『隠された時間』で高評価を得た新鋭オム・テファ監督のもと、『非常宣言』『白頭山大噴火』などディザスター大作への名演も記憶に新しいイ・ビョンホン、『梨泰院クラス』や『ミッドナイト・ランナー』などで日本でも熱狂的な人気を誇るパク・ソジュンのほか、パク・ボヨンら韓国エンタメ界を代表する豪華キャストが集結。「第48回トロント国際映画祭」では、「『パラサイト 半地下の家族』に続く傑作(Screen Daily)」と高く評価され、「第96回アカデミー賞国際長編映画賞」の韓国代表作品にも選出、世界的にも期待を集めている。

「リアリティに重点を置く」という監督のリクエストに応えるため、現実味を損なわない高いクオリティで荒廃したソウルを表現した本作。制作陣と役者陣の見事なタッグにより完成した本作についてパク・ソジュンは、「臨場感のあるサウンドとストーリーに見応えがあるので、映画館で観るに相応しい作品です」と太鼓判を押した。

Netflixシリーズ『地獄が呼んでいる』

ソウル中心部の大勢の人の目の前で、不可解な存在に地獄行きを宣告された人物は、指定された時刻に現れる、この世のものではない存在によって残酷に焼き殺される。超常現象によって巻き起こる異常な大混乱の中、超然と堂々たる声を上げるのは、新真理会という新興宗教団体のリーダー、チョン・ジンス(ユ・アイン) 。彼は、罪深い者のみが宣告の対象となり、この現象は人間を正しい道に導く神の意志によるものだと主張する。そんな彼を盲信する信者から成る“矢じり”というグループは、神の意志に背く者を自らの手で裁き、この世が生き地獄と化していく—。

新興宗教団体や人々の混乱を描いた話題の韓国コミックを実写ドラマ化。世界中で大ヒットしたゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』のヨン・サンホ監督と、ドラマ化された『錐』の作者チェ・ギュソクの合作。2021年11月、Netflixにて放送開始された。

Netflixシリーズ『D.P. -脱走兵追跡官-』

2014年、兵役義務により入隊したアン・ジュノ(チョン・ヘイン)は、鋭い洞察力とボクシング経験を買われ、軍務を放棄した脱走兵を追跡する部隊「D.P.(Deserter Pursuit)」に配属される。先輩ハン・ホヨル(ク・ギョファン)とバディを組みながら任務を遂行する中で、兵士の自殺や軍隊内のいじめ、パワハラなどに直面し、軍の過酷な実態や不条理が浮き彫りになっていく。

『よくおごってくれる綺麗なお姉さん』でブレイクしたチョン・ヘインを主演に迎え、原作者キム・ボトンの実体験に基づき、普段描かれることのない兵役の過酷な実態をリアルに映像化した衝撃作。2023年7月にはNetflixにてシーズン2が配信開始となった。

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