大宮市場、大売り出し中「魚が豊漁、マグロ、カニ安い」 毎年来る客「スーパーよりお得」 いつまで開催

市場関係者の説明を受けながら場内を視察する清水勇人市長(右から2人目)=28日、さいたま市北区吉野町の大宮市場

 埼玉県さいたま市の清水勇人市長らが28日、同市北区吉野町の大宮市場で開催されている年末の大売り出しを訪問した。市長らは場内の各店舗を回り、魚や青果の説明を受けた。

 海産物のコーナーにはイクラやカニ、エビなどが並んだ。魚市場の担当者は「今年は天候に恵まれ、魚がよく取れた。マグロやカニがお買い得」と話した。青果のコーナーにはリンゴやイチゴ、トマトなどが並んだ。青果市場の担当者は「今年の夏の暑さでリンゴは出荷量が少なくなり、値段が高くなっている」と説明した。

 清水市長は視察を終え、「コロナ明けで例年よりお客さまが多い。素晴らしい食材がそろっているのでぜひ食べてもらいたい」と話していた。川口市の成田貴美代さん(52)は毎年家族で訪れているという。数の子やエビなどの正月用の食材を購入し「例年より高くなっている物もあるが、スーパーよりお買い得。また来年も家族で来たい」と話した。

 年末大解放は30日までの午前8時半から。終了時間は店舗によって異なる。

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