サウジ移籍のフィルミーノ、出場機会減によりわずか半年での退団も

写真:新天地で華々しいデビューを飾っていたが……

元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノは、昨シーズン限りでリヴァプールを退団し、サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・アハリに新天地を求めた。しかし、わずか半年で移籍する可能性が浮上しているという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

フィルミーノはアル・アハリ加入後、デビュー戦でハットトリックを達成するなど好スタートを切った。しかし、その後は低調なパフォーマンスに終始。チームは国内リーグで3位につけているが、フィルミーノはサポーターから批判を浴びているという。

ここまでは公式戦通算18試合で3ゴールという成績であり、10月以来、先発出場からも遠ざかっている。さらにチームのシステムに対する不満も表しており、冬のマーケットでの移籍を検討し始めているという。また、アル・アハリ側も年明け以降に彼をローン移籍させることに前向きな姿勢を示しているようだ。

フィルミーノ自身はヨーロッパや母国ブラジルのクラブに移籍することを望んでいるようで、ヨーロッパではトルコのクラブが関心を示している様子。また、シェフィールド・ユナイテッドも当初は興味を持っていたが、指揮官がポール・ヘッキングボトムからクリス・ワイルダーに交代したことにより、移籍の可能性は不透明な状況になっているようだ。

一方、サウジ・プロフェッショナルリーグの他のクラブに移籍する可能性もある。アル・シャバブはクラブの予算に余裕があり、フィルミーノの給与をカバーできるため、アル・アハリにとっては好ましい移籍先となる。

また、フィルミーノにとってリヴァプールの大先輩であるスティーヴン・ジェラードが指揮官を務めるアル・イテファクも関心を示しているようだが、同クラブの場合はアル・アハリがフィルミーノの給与の一部、または全額を負担することに同意した場合のみ、獲得を検討するという。

果たしてフィルミーノはどのような決断を下すのか。

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