将来のバレー日本代表に! 元五輪選手が指導、全国の「エリート」小中学生が和歌山で合宿

元五輪選手の大竹秀之さんからアドバイスを受ける選手(和歌山県田辺市上の山1丁目で)

 日本バレーボール協会のエリートアカデミー認定選手が25~27日の3日間、和歌山県田辺市上の山1丁目にある田辺スポーツパークで強化合宿をした。小学6年生から中学2年生まで全国から60人近くが集まり、元五輪選手の大竹秀之さんらの指導の下、練習に励んだ。

 将来の日本代表シニアチームやU18(18歳以下)チームにつながる有望選手を発掘し、育成することを目的としている。8月のオーディションで選考された認定選手の中には、バレーボールを始めたばかりの選手もいるという。

 今回の合宿は中学選抜やU16(16歳以下)日本代表など、次の年代にスムーズに移行できるよう、基本技術を習得することを目標に掲げた。練習では大竹さんのほか、元世界選手権代表選手の江藤直美さんや、女子U18日本代表チームの監督などを務める三枝大地さんらが選手一人一人に丁寧にアドバイスをしていた。

 日本バレーボール協会の勝見俊也発掘育成委員長は「まずバレーボールの楽しさを伝えたいという思いがある。練習が大変でも、楽しいと感じてもらい、人間力も含めて大きく成長してもらえるよう育成に取り組んでいる」と話した。

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