2023年も残り少なくなったが、大晦日までは全国的に気温が高く、暖かな年末となりそうだ。2024年の元日は太平洋側では冬晴れとなり、初日の出が見られる所が多い見込み。一方、日本海側の天気は三が日にかけて変わりやすくなりそうだ。
暖かな年末
あす30日(土)と31日(大晦日・日)も全国的にこの時季としては気温が高く、年末にしては暖かくなりそうだ。関東から西では15℃前後まで気温が上がり、日本海側でも厳しい寒さにはならない見通し。
大晦日は広く傘の出番
天気はあす30日(土)も晴れる所が多いが、西から天気は下り坂に向かう。前線や低気圧が近づくため、九州南部では午後から雨が降り出す所がありそうだ。その他の西日本も夜から夜遅くにかけて雨の範囲が広がる見込み。また、北海道は朝晩に雪の降る所があり、東北北部でも、夜遅くには冷たい雨や雪となりそうだ。
あさって31日(大晦日・日)になると、前線や低気圧が列島を通過するため、広い範囲で天気が崩れてくる。太平洋側では午後になると天気の回復する所があるが、日本海側では夜にかけて雨が降りやすい見込み。北陸周辺などザっと雨脚が強まり、沿岸部では風が強まることが予想されるため、注意が必要となる。日中は気温が高いため、雪になるのは北海道が中心となるが、夜になると、北陸や東北でも山沿いから次第に雪に変わる見通し。
2024年元日は太平洋側中心に冬晴れ
2024年の元日は冬型の気圧配置となる。朝は日本海側では北陸から北日本を中心に雪が降り、ふぶく所もありそうだ。ただ、日中になると次第に天気は回復し、雪の止む所が多い見込み。一方、太平洋側は朝からよく晴れる見込みで、初日の出もきれいに見られる所が多くなりそうだ。気温は大晦日までに比べると低く、空気が冷たい一日となる見込み。北よりの風が吹くため、より寒く感じられそうだ。
1月3日はスッキリしない天気
1月2日(火)は晴れ間のでる所が多く、日本海側でも東日本や西日本では日差しが届きそうだ。ただ、3日(水)は低気圧が通過する影響で、全国的に曇りや雨となる見通し。一方、北日本の日本海側は三が日にかけて断続的に雪や雨となりそうだ。
(気象予報士・多胡安那)