「世界が憧れる経済に」 大納会で栗山英樹さん

東京証券取引所の大納会で、鐘を鳴らす栗山英樹さん=29日午後、東京・日本橋兜町

 東京証券取引所で29日、2023年最後の取引となる大納会の式典が開かれた。今春に開催された野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表前監督の栗山英樹さんが「来年こそは世界が日本経済に憧れるようになる」と述べ、取引を締めくくる鐘を鳴らした。

 東証を傘下に置く日本取引所グループ(JPX)の山道裕己最高経営責任者(CEO)はあいさつで、24年1月に少額投資非課税制度(NISA)が拡充されることに触れ「貯蓄から投資への流れが大きく加速する1年になる」と展望した。

 JPXによると、式典には証券関係者ら約100人が出席した。

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