ブンデスでキャリアハイ更新中…浅野拓磨が自信掴んだ2023年を回想「W杯後は自分の名前、自分への警戒心が…」

浅野拓磨が2023年を振り返る[写真:©超ワールドサッカー]

ボーフムの日本代表FW浅野拓磨(29)がタイ代表戦への意気込みを語った。

今シーズンのブンデスリーガでここまで全16試合に先発出場し、すでに同リーグでのキャリアハイとなる5得点をマークしている浅野。16日のウニオン・ベルリン戦では、試合中にスタンドからピッチへ投げつけられたチョコを拾って食べたことが全世界で話題となったが、その試合でも値千金の先制点をゲットしている。

現在は2024年1月1日に行われる『TOYO TIRE CUP 2024』タイ代表戦(国立競技場)に向け、日本国内で合宿中だが、29日は別メニュー調整。浅野いわく「疲労蓄積」とのことで、ケガの心配は一切ないという。

タイ戦を終えるとアジアカップメンバー発表へと向かう流れだが、浅野は「目の前の一戦へ向けて準備することだけに集中しています」とキッパリ。「アジアカップが重要なのは承知ですが、タイ戦で100%を出すことも大事。もしタイ戦で100%の自分を準備できなかったら、その時はアジアカップで100%になれるよう、焦らずやっていきます」とした。

日本列島に歓喜をもたらしたカタール・ワールドカップ(W杯)・ドイツ代表戦(2◯1)の逆転弾から1年強…浅野はこの1年、2023年を振り返る。

「カタールW杯が終わってから、自分の名前、自分に対する対戦相手の警戒心が高まっているように感じてきました。それも含めて楽しくやれていますし、ボーフムでも中心選手としてやれています。自分次第で試合が動くとさえ感じています…だからこそ満足いく結果ではないですね。成長という観点からは、とても良い環境だと思います」

「自分のプレーを100%ぶつけることができるなら、どこが相手でもやれる、という自信をブンデスリーガで掴んでいます。元々相手どうこうでプレーするタイプではないですし、とにかく100%の状態を毎週作ることを大事にしています」

「100%」というワードを繰り返し、2023年に掴んだ自信と、2024年初戦のタイ戦への意気込みを語った浅野。一段と頼もしくなったように映る29歳は、日本代表を元日勝利、そして3大会ぶり5回目のアジア制覇へと導く。

© 株式会社シーソーゲーム