ジェットスター15便欠航 スト影響、30日以降も

 乗務員らでつくる労働組合の一部が22日から続けているストライキの影響で、格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパン(千葉県成田市)は29日、国内線15便を欠航した。約2600人に影響。30日も計8便の欠航を決めた。他の便への振り替えや料金の払い戻しなどで対応する。

 労組は29日の団体交渉後、取材に応じ、30日以降もストを続ける方針を明らかにした。ジェットスターによると、30日の欠航は新千歳、成田、中部、福岡、熊本、鹿児島の各空港を発着する計8便が対象で、約1400人に影響する見通し。

 ジェットスターによると、29日の欠航は成田空港と新千歳・旭川の各空港を往復する計8便と、成田―松山・福岡の計4便、関西―那覇の計2便など。運航予定便数の約13%に当たる。

 このほかストの影響ではなく機体整備が必要になったとして成田―鹿児島の2便も欠航とした。

 日航は羽田―旭川で臨時便計2便の運航を決めた。

 労組は、未払い賃金を巡る要求を会社側が受け入れない状況が続いており、ストは継続せざるを得ないと説明。利用客への影響を考慮し、今後は参加者を減らすとした。

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