2023年、PS5で遊べるオススメゲーム3選:「Returnal」、「Ghostwire: Tokyo」、「FFXVI」を紹介したい!【年末年始企画】

2023年は、在庫不足が解消されて、PS5がようやく普通に購入できるようになった年でした。HDR対応、120FPS(対応ゲームのみ)による画面表示など、その映像美に驚いた人も多いのではないでしょうか。

せっかくPS5を手に入れてられたのならばあの名作を遊んでほしい、ということで、筆者が選ぶ「PS5で遊びたいゲーム3選」をお送りいたします。

お届けするのは、「Returnal」、「Ghostwire: Tokyo」、「ファイナルファンタジーXVI」(以下、「FFXVI」)の3本。PCやXbox Series X|Sでも発売されているゲームもありますので、参考にしてくださいね。

■「Returnal」

・プラットフォーム:PS5、PC
・ジャンル:TPS

「Returnal」はPS5がまだ手に入りにくい2021年4月に発売されたゲームです。ジャンルはTPSで、攻略ステージがランダムに生成されるローグライクゲーム。弾幕シューティング型の死にゲーで、いわゆる高難易度系に分類されるゲームですが、死にゲー好きならばぜひプレイしてほしい作品となっています。「ELDEN RING」などで死にゲーに目覚めたばかり、という人にもオススメのゲームです。

2023年12月現在、PlayStation plusのゲームカタログ対象作品なので、加入者は無料で遊べてしまうのも魅力です。

物語は、主人公の女性科学者セレーネが宇宙船で不時着した謎の惑星アトロポスを舞台にしたSFで、ちょっぴりホラーチックなストーリーとなっています。心臓が弱い人は「いやいや無理無理」となってしまうかもしれないくらい怖いシーンもあるのですが、死にゲーとホラーが何より好物の筆者には、最高の取り合わせでした。

ストーリー上で描かれていることは非常に断片的で、だからこそ恐怖も募るのですが、考察しがいもあって物語は非常に奥が深いです。

戦闘は前述の通り、弾幕シューティングです。雑魚もボスも、とにかく弾幕、弾幕、弾幕!

大事なのは、とにかく”死なない”こと。ローグライクゲームなので、死んでしまうと持ち物は基本的に0に戻されてしまい、せっかく探索を進めたマップもまた変わってしまいます。だからこそ雑魚と言えど一切気を抜くことはできず、コントローラを握る手に嫌な汗を掻いてしまいます。

とは言え、どれだけ注意を払っていても死ぬのだなぁ、これが。死んだ瞬間、「ああ……」とがっくり心が折れます。筆者なんて、最初のボスを倒すまでになんと100回以上死にました!

でも段々プレイヤースキルが上がっていき、苦戦したボスもすんなり通れるようになります。実際筆者はこの手のTPSは割と苦手な部類で、最初のボス以降もちょっと進んでは死に、また進んでは死に……と、かなり酷い有様だったのですが、無事最後までクリアできました。

ちなみに散々やり直した時間を含めて、クリアまでは50時間以上かかりました。高難易度ゲームですし、TPSが得意な人とそうでない人とでクリア時間はかなり差は出てくると思います。ヒリつくような戦いや、強敵を倒した時の興奮を味わいたい人には、ぜひチャレンジしてみてほしい作品です。

ちなみに発売当初は中断セーブすらなく、基本的に最初から最後まで走り抜けるしかなかったのですが、その後アップデートで中断セーブに対応しています。なので、一度はプレイしたけれどやめてしまった、という人もぜひ改めてチャレンジしてほしいです。

2021年の発売当時に書いた「Returnal」のレビューもございますので、よろしければぜひこちらも併せて御覧ください!

■「Ghostwire: Tokyo」

・プラットフォーム:PS5、Xbox Series X|S、PC
・ジャンル:アクションアドベンチャー

「Ghostwire: Tokyo」は2022年3月に発売されたゲームです。PlayStation plusのゲームカタログ対象作品で、Xbox Game Pass、PC Game Passにも対応しているので、こちらも加入者は無料で遊べるゲームとなっています。これらのサブスクに加入しているなら、ぜっっったいに遊んでほしい一本。

本作は「バイオハザード4」などで有名なクリエイター・三上真司氏率いるTango Gameworksが開発しています(※発売当時。三上氏は2023年に退職)。

本作は、人々が消えてしまった東京を救うために、数少ない生き残りである暁人と、暁人に憑依した霊・KKが、未知に立ち向かっていく物語です。

ホラーというより妖怪ものに近く、暁人とKKの小気味好いやり取りにほっこりしつつ、時には熱くなりながら進めていける内容に仕上がっています。バディものとしては百点満点とも言えるストーリーです。王道バディものが好きな人ならば、迷わず遊んでほしい!

もちろんちょっとくらいは怖いシーンもありますが、心臓が縮こまるような場面は少ないほうです(でも多少は覚悟してくださいね)。

メインの舞台は渋谷ですが、渋谷の街そのままというよりは、ゲーム用にチューニングされた架空の渋谷。街の作り込みがすごく丁寧で、渋谷を知っている人も知らない人も楽しめるオープンワールドな街づくりがされています。

収集要素はヒントが多く、ストレスフリーに作られている、親切設計。オープンワールド初心者も非常に遊びやすい作品です。

イベントシーン以外は一人称視点で進むゲームで、バトルは中距離から霊力を弾にして飛ばすことが多いので、アクションというよりはFPSに近いです。バトルはそこまで難しくなく、どちらかというとバトルよりも探索に重きを置くゲームバランスになっています。

ゴリ押しできてしまうバトルなので、慣れてくると多少の単調さはあり、アクションが上手い人にとっては物足りない部分もあるかもしれませんが、筆者はアクション好きの割に鈍臭いので、すごくちょうど良い塩梅の難易度で遊ぶことができました。

「オープンワールドは好きなんだけれど、遊ぶのにはちょっと重いんだよなぁ」とお疲れの方にもオススメ。「Ghostwire: Tokyo」はメインストーリーを遊ぶだけならば10時間程度でも終われてしまうのです。もちろんサブクエストや収集要素をきちんとやればもっともっと遊べますよ!

ストーリー、世界観、バトルがカチっと上手くハマった良作です。描き込まれた美しい異界の渋谷を堪能してください。

■「ファイナルファンタジーXVI」

・プラットフォーム:PS5
・ジャンル:アクションRPG

「FFXVI」のためにPS5を買った、という人も多いとは思うのですが、やはり2023年のPS5一番の大作と言えば本作ではないでしょうか。

「FFXVI」は2023年6月にPS5専売で発売されたゲームです。先日第一弾DLCもリリースされ、2024年春頃に第二弾のDLCのリリースも予定されています。PC版も開発中とのことですが、2023年12月現在、発売日などの詳細は発表されていません。

「FF」正規ナンバリングとしてはシリーズ初の完全アクションRPGで、コマンドは一切ありません。とにかくひたすら斬って斬って斬って回避して……というバトルなので、それなりに指は攣りますが、バトルが非常に面白い作品です。

バトルはアクション初心者から上級者まで楽しめるように、細やかな設計がされています。筆者のようにアクション好きだけど鈍臭い人に向けて、「オートドッジ」(自動で回避)などのサポートアクセサリが充実しています。そうするとボタンを連打するだけで、主人公のクライヴがかっこよくアクションをしてくれるのです。

とは言えオート系のアクセサリを使って戦っていることを、他の人には明かしにくい……そうですよね、わかります。でも用意されているものなのだから、堂々と使っていいと思っています。

召喚獣がどんどん増えてきて、オートだとクライヴの動きがちょっと思っているのと違うな、と感じたらその時に自分で操作してみたくなる……、そんなバランス感がうまく取れていたので、アクションが苦手な筆者でも楽しくアクションをしながらクリアできています。

物語はもうネタバレを知ってしまっているという人も多いと思いますが、ネタバレを知っていても恐らく「そんなイベントが!?」と驚くくらい、色々仕込まれています。本作はシナリオがとにかく緻密で、そして世界設定も練り込まれていて、この奥深い設定を知れば知るほど楽しくなっていく、そんなゲームです。

キャラクターもひとりひとり深く描かれ、それぞれの過去の克服もひとつのテーマになっていると思います。

そして、映画のように美しい召喚獣VS召喚獣戦。各召喚獣をテーマにしたBGMも荘厳だったりカッコよかったり美しかったり、溜息が漏れてばかりでした。先日開催された「The Game Awards」でも「Best Score & Music」を受賞しておりましたが、それも納得、というほど音楽が素晴らしい……!

クリアまでは大体35時間ほど。最近のRPGの平均的なプレイ時間です。サブクエストやモブハントなどを含めるともっともっと遊べます。2周目以降は「強くてニューゲーム」があり、高難易度の「ファイナルファンタジーチャレンジ」モードが追加されますので、アクションゲームが得意な人はとことんやり込めるようになっていますよ。

重厚で、多くの人を引き込む壮大な世界・ヴァリスゼアをぜひ旅してみていただきたいです。

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