今年最後の開館 広島市の原爆資料館に長蛇の列

29日に年内最後の開館となった広島市の原爆資料館には長い行列ができました。

■渡邊洋輔記者

「午前11時半の原爆資料館です。入場口の前には100メートル以上に渡り長蛇の列ができています」

原爆資料館は29日が年内最後の開館です。朝から家族連れや外国からの観光客など多くの人が訪れました。

■来館者

「お正月休み仕事も休みで今日が来られる日だった。(長蛇の列に)びっくりしました。すんなり入れるんだと思って来たつもりが並んでいたので」

資料館は今年度、新型コロナの制限緩和やG7サミットの影響などで入館者が増えており、3割以上を外国人が占めています。

4月から11月までの入館者は約149万人。昨年度の年間約112万人をすでに超え、過去最多を記録した2019年度を上回るペースとなっています。入館待ちの行列ができ、苦情が寄せられたことから市は対策に乗り出しました。2024年3月以降の入館チケットをオンラインで購入できるシステムを導入し、2月中旬からの受け付け開始を目指しています。12月30日と31日は休館。2024年は元日から開館します。

【2023年12月29日放送】

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