湘南から福島へ成型期限付き移籍中、MF柴田徹が移籍期間を延長「他のクラブにはない価値があるからこそ」

来季も地元の福島ユナイテッドでプレーするMF柴田徹[写真:©︎J.LEAGUE]

福島ユナイテッドFCは29日、湘南ベルマーレから育成型期限付き移籍中のMF柴田徹(22)が、移籍期間を延長し、来季も福島でプレーすることを発表した。

新たな移籍期間は2025年1月31日までとなる。

柴田は福島県出身で、湘南ベルマーレU-18から早稲田大学へ進み、今季湘南へ加入。天皇杯で1試合に出場した後、6月からは地元クラブで研鑽を積み、明治安田生命J3リーグで23試合に出場。J初ゴールを含む2得点を挙げた。

◆福島ユナイテッドFC
「シーズン途中から私を迎え入れ、熱い応援、温かいサポートで共に戦ってくださりありがとうございました。毎試合、名前を呼んで手を振り、大声で後押ししてくれる、その環境にありがたみを感じる日々でした」

「スクールや農業部をはじめ地域に貢献する活動にも参加させていただき、地域に根ざすクラブの在り方、選手としての価値、そして福島の可能性、様々な発見がありました。他のクラブにはない価値があるからこそ、求められるものは結果だと思います」

「今回、強化部からクラブを変えていくための熱いメッセージを受け、共に強くより良くしていきたいと思い、もう1年みなさまと戦わせていただく決断をしました。強い覚悟を持って自分に厳しく、ひたすら前を見て挑み続けます」

「クラブに関わる全てのみなさまとシーズン終了時に一緒に笑うために共に戦いましょう。熱いの一言で片付けられないぐらい熱い応援をよろしくお願いします!楽しむことを忘れずに。みんなで行くぞJ2!」

◆湘南ベルマーレ
「湘南ベルマーレに関わるすべての皆様へ」

「まずはじめに、1年間湘南にいた時はもちろん、福島に移籍をしてからも試合を見に駆けつけてくださった方々、SNSを通じて応援メッセージをくれた方々、湘南の地より自分の活躍を信じてくださっていた方々、本当にありがとうございました。感謝しかありません」

「この度、福島ユナイテッドFCへの期限付き移籍期間を延長することになりました」

「湘南での半年間は思い描いていたものではなく、怪我をしてから数えると約1年半公式戦に出場していないという状況でした。そんな中で福島に移籍をして、試合を通じて成長と課題を日々感じ取ることができ、自分のサッカー選手として進むべき方向性を少しずつではありますが定めていくことができた半年間でした」

「2024年はその自分の進むべき方向性のイメージを確固たるものにしていく必要があります。より多くの試合に関わり、より成長し、より自信を掴み、よりチームを勝たせる選手にならなければいけない。そう考え今回この決断をしました」

「1年後、レモンガススタジアムのピッチで勝利のダンスを皆さんと踊るために福島の地で覚悟を持って取り組んできます。応援よろしくお願いいたします。試合見に来てくださいね」

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