Rソックスが先発補強 右腕ジオリトと2年3850万ドルで契約合意

先発補強が急務となっていたレッドソックスがようやく補強を実現させた。日本時間12月30日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、レッドソックスはガーディアンズからFAとなっていた右腕ルーカス・ジオリトと2年3850万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。2ケタ勝利4度、200奪三振3度の実績を持ち、2020年にはノーヒッターも達成している右腕がレッドソックスの先発ローテーションに加わることになった。

ホワイトソックスのエースとして活躍してきたジオリトは現在29歳。今季はシーズン途中に2度の移籍を経験し、ホワイトソックス、エンゼルス、ガーディアンズの3チームでプレーした。33試合に先発して自己最多の184回1/3を投げたが、リーグワーストの41本塁打を浴びるなど精彩を欠き、8勝15敗、防御率4.88、204奪三振と不本意な1年に。とはいえ、2019年にオールスター・ゲーム選出を果たし、この年から3年連続でサイ・ヤング賞投票のポイントを獲得するなど、実績十分の投手である。

パッサン記者が契約条件の詳細を報じており、2年3850万ドルの契約だが、ジオリトは1年目終了時にオプトアウト(契約破棄)することが可能。来季の年俸は1800万ドルで、オプトアウト権を行使した場合はバイアウトとして100万ドルが支払われるという。オプトアウトしなかった場合、2025年シーズンの年俸は1900万ドル。また、2026年シーズンの契約は条件付きのオプションとなっており、2025年にジオリトが140イニング未満だった場合は年俸1400万ドルの球団オプション、140イニング以上投げた場合は年俸1900万ドルの相互オプションとなる(バイアウト150万ドル)。よって、ジオリトに保証されている金額は1800万ドル+1900万ドル+150万ドル=3850万ドルということになる。

レッドソックスの先発ローテーションは、クリス・セール、ジオリト、ブライアン・ベヨで5枠中3枠が確定。残りの2枠をニック・ピベッタ、カッター・クロフォード、タナー・ハウク、ギャレット・ウィットロックらが争う状況だが、複数の先発投手を補強することを目指しており、先発補強はジオリトだけでは終わらない可能性が高い。今後の動きにも注目だ。

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