生シラウオやフナ、お惣菜も 新鮮な湖の幸ずらり 道の駅で歳末漁師市 茨城・行方

多くの客でにぎわった漁師市=行方市玉造甲

茨城県行方市玉造甲の道の駅たまつくりで29日、歳末漁師市(市漁業振興協議会主催)が開かれ、霞ケ浦と北浦で取れた新鮮な湖の幸が販売された。

年末の恒例行事だが、2020年以降のコロナ禍では事前予約での受け渡しのみ行われてきた。対面で売買できるように戻ったのは4年ぶり。この日は、朝に取れたばかりの生シラウオやフナをはじめ、シラウオや川エビのかき揚げ、コイの甘煮などを販売。このほか、キッチンカーによる焼き芋販売やシラウオの澄まし汁の無料配布などが行われ、正月を控え、旬の味覚を求めた買い物客でにぎわっていた。

同協議会会長の鈴木周也行方市長は「漁師の方に直接販売してもらうのはコロナ前以来で、開催できてよかった。霞ケ浦、北浦のおいしい魚を味わってもらい、素晴らしい年を迎えてほしい」と話した。

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