辺野古の新基地建設工事や抗議活動で交通渋滞 名護市長が沖縄防衛局に対応を要請

(資料写真)名護市役所

 【名護】名護市辺野古の新基地建設に関連し、同市の渡具知武豊市長は27日、沖縄防衛局に伊藤晋哉局長を訪ね、工事や抗議活動に伴う交通渋滞などへの対応を求める要請文を手渡した。同市によると、渡具知市長が新基地建設関連で国に要請するのは初めてという。伊藤局長は「工事が進む中で問題とならないように対応したい」と答えた。

 代執行訴訟判決を受け地元の久辺3区(辺野古、豊原、久志)の住民代表が25日、渡具知市長との面談の際要請した内容を伝達した。面会は非公開だった。

 新基地建設が住民生活に与える影響や、工事進展に伴う交通渋滞、騒音の発生などを危惧する声が地元から上がっているとして必要な対応を求めた。

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