企画復活、元日から商戦 茨城県内の商業施設初売り 5類移行後、集客増に期待

茨城県内商業施設で新年の初売りの準備が進んでいる。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが今年「5類」に引き下げられたことで人の流れが回復し、正月商戦も集客増が期待される。元日営業の店もあり、各社は魅力ある企画を用意して需要の取り込みを図る。

イオンモール水戸内原(水戸市)は元日から営業を開始。新型コロナ5類移行後の初売りを盛り上げようと、前年比1.4倍規模の企画を用意する。午前9時から人気の「グルメ福袋」を売り出すほか、2日以降は琴・尺八演奏、お笑いライブも開く。イオンリテールの広報担当者は「これまで以上に家族、親戚、友人が集まると思う。楽しめる場を提供したい」と話す。

イーアスつくば(つくば市)も1日から初売りを始める。午前10時半からお年玉抽選会を催し、和太鼓パフォーマンスも。以降は三味線、お笑いステージといったイベントを打ち出す。

京成百貨店(水戸市)の初売りは2日から。コロナ禍で中止していた記念品プレゼントや書道、和太鼓のパフォーマンスを2020年以来4年ぶりに復活させる。同店は2、3両日の売り上げを前年比5%増と見込む。担当者は「店内に長く滞在し、一日回遊して楽しんでもらえれば」とアピールした。

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