おせちやケーキ、学習成果披露 西九州大短大部が佐賀市で催し

デコレーションケーキや伝統的な家庭料理を紹介したミャンマーの留学生=佐賀市の西九州大短大部

 佐賀市の西九州大短期大学部で23日、学生が作った料理やケーキを紹介する催しが開かれた。おせちや海外の料理、デコレーションケーキなど約60点が並び、訪れた多くの市民らが気に入った作品に票を投じた。

 食健康コースの学生らが学習成果を披露するために開いており、今年で77回目。多文化コースの留学生も参加した。クリスマスツリーをイメージした装飾を施したケーキや、丁寧な飾り切りの野菜を配したおせちなどが並んだ。

 ミャンマーからの留学生ピューシンニュさんとジョータンダーウーさんは、ジャガイモや魚、トマトペーストが入ったご飯やミャンマー風のカレーなど伝統的な家庭料理を紹介した。ケーキを出品したウィンパパソウさんは「ミャンマーには材料がなく、初めて作った」と話した。

 おせち料理部門で優秀賞に輝いた2年の山下萌さんは「彩りに気をつけた。明るい色を手前に置くなど、食べたいと思ってもらえるように盛り付けた」と語った。(福本真理)

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