【本部】沖縄美ら海水族館で29日、来年の干支(えと)・辰(たつ)にちなんだ「お正月水槽」の展示が始まった。黒と黄色の2種類がいるタツノオトシゴの仲間、クロウミウマが悠然と泳ぐ姿は特に人気で、子どもたちが「かっこいい」とはしゃいでいた。
水槽ではこの他、中国名で「海龍」の名を持つヨウジウオの仲間など、竜にちなんだ魚計9種が展示されている。展示は来年1月8日までで、年明けからは水槽が竜を模した正月飾りであしらわれる。
来年は年女という飼育員の田中直美さん(59)は「自然界では海草に絡まる形で過ごす絶滅危惧種タツノオトシゴがどんな姿をしているのか存分に楽しんで」とPRした。(北部報道部・前田高敬)