立民・泉健太代表 2日連続安倍派議員への家宅捜索に「非常事態」「すぐさまざまな動きがある」

立憲民主党の泉健太代表(49)が28日、都内の党本部での会合で、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる事件で東京地検特捜部が27日に安倍派に所属する池田佳隆衆院議員(57)に続き、この日も同派の大野泰正参院議員(64)の関係先を家宅捜索したことを受け「きのう、そしてきょうと捜索が入るという自民党にとっても非常事態な状況。年末年始も含めて、まだまだいろんなことがありうる」と述べた。

泉氏は「年始もすぐ、三が日に検察がどう動くかわかりませんが、少なくとも4日から社会的には仕事始めと言われる中で、おそらくすぐ、さまざまな動きがある」と予測した。

この日は党の仕事納めで「来年、総選挙の可能性も十分にある。すべてにおいて大変重要な1年。皆さんと一丸となって改めて政権交代に向かってまいりたい」と、党職員に呼びかけた。

同党の岡田克也幹事長(70)は、東京地検特捜部がこの日、公職選挙法違反(買収)容疑で前副法相の柿沢未途衆院議員(52)を逮捕したことに触れ「逮捕に至ったということであれば、身の処し方をしっかり自分で判断していただきたい。議員として適切なのかどうか。もちろん、柿沢さんは違法な金ではないという論理かもしれませんが、私はそれは破綻しているという風に思っております。しっかり我が身を省みて、身の処し方を考えてもらいたい」と、議員辞職を含めた進退の判断を迫った。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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