バルセロナ、グリーンウッド獲得に向け4000万ポンドと10番を用意か

写真:バルセロナが獲得に興味を示しているというグリーンウッド ©Getty Images

マンチェスター・ユナイテッドからヘタフェにローン移籍しているイングランド人FWメイソン・グリーンウッドについて、バルセロナが来夏の獲得に関心を示しているという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

グリーンウッドは恋人へのDVや強姦、暴行、殺害脅迫などの容疑で2022年1月に逮捕された。後に不起訴となったものの、マンチェスター・ユナイテッド側は彼をクラブにとどめることは不可能と判断し、9月に1年間のローンでヘタフェに移籍した。以来、ヘタフェではラ・リーガで14試合に出場して3ゴール4アシストを記録するなどの活躍を見せており、ヘタフェ側もこの活躍を評価して完全移籍への移行を検討していると報じられている。

しかし彼の活躍を評価しているのはヘタフェだけではなく、バルセロナも来夏の獲得に関心を示しているようだ。

バルセロナは資金難に陥っているものの、グリーンウッドの獲得に向けて4000万ポンド(約71億8790万円)の移籍金を用意しているという。また、グリーンウッド本人に対しては、かつてアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが背負い、昨シーズンまではスペイン代表FWアンス・ファティ(現ブライトン)が着用していた10番を提示するつもりだという。

ファティは今夏、ローン移籍でブライトンに移籍。以来、10番は空き番号となっており、グリーンウッドへの譲渡に支障はない。

現状の契約形態はヘタフェへのローン移籍であるため、今シーズンが終わればいったんはマンチェスター・ユナイテッドに戻ることになるが、来シーズン以降、同クラブでプレーする可能性は低い。

2019年にマンチェスター・ユナイテッドのトップチームに昇格した際には将来を有望視され、2019-20シーズンにはプレミアリーグで10ゴールを挙げるなど、プレーヤーとして高い資質の持ち主であることは間違いないグリーンウッドだが、果たして来シーズンはどのクラブで、何番を付けてプレーすることになるのか。

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