水産物の今年最後の取引「とめ市」が30日、岡山市中央卸売市場(同市南区市場)で開かれ、競り人の威勢の良いかけ声で一年を締めくくった。
近海で取れたタイやサワラ、タコなどが並び、ブザーの合図で午前3時50分にスタート。競り人が「さあ(値段を)付けよう」と声を上げると、仲卸業者らは指で希望価格を示し、目当ての品を次々と競り落とした。
30日に成立した取引は91トンで、正月向けの水産物がピークだった29日の約9割だった。市場関係者によると、タイやカレイが例年より高値で取引された。
青果と花卉(かき)の取引は29日に終了。来年の初市は水産物、青果、花卉が1月5日に行われる。