競輪、松浦がグランプリ初制覇 5年連続5度目の出場で

「KEIRINグランプリ2023」で優勝し、賞金ボードを掲げる松浦悠士=立川競輪場

 競輪の一年を締めくくる「KEIRINグランプリ2023」(2825メートル7周、GP)は30日、東京都の立川競輪場で今年のトップ9選手により争われ、33歳の松浦悠士(広島)が4分8秒8(上がり11秒0)で勝ち、5年連続5度目の出場で初制覇を遂げた。賞金1億3700万円を獲得し、年間獲得賞金2億5270万7900円で初の賞金王に輝いた。

 残り1周過ぎに脇本雄太(福井)古性優作(大阪)の近畿勢が先行。7番手を進んだ松浦はラインを組んだ清水裕友(山口)から、向正面で5番手からまくって進出した深谷知広(静岡)にマークを切り替えて上昇し、最後の直線で深谷を3/4車輪差し切った。3着は単騎の真杉匠(栃木)だった。

 払戻金は車連単が(3)―(5)で5210円、3連単は(3)―(5)―(4)で2万1370円だった。

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