LEEVELLES「最大の愛と最大の感謝を込めて」メジャーデビュー後初ワンマン大成功!『MUSIC FAIR』出演も大反響でブレイクの予感

2023年春、橋本環奈出演CMに起用されたプレデビュー曲「Step&Step!」で注目を集め、夏に「ヨルヲカケル」でメジャーデビューを果たしたLEEVELLES。12月6日に銀座・BASE GRANBELLにて行われたワンマンライブ【地獄の沙汰もライブ次第】を大成功に収め、その週末に放送されたフジテレビ『MUSIC FAIR』へ出演すると大反響を生み、早くもブレイクの予感を漂わせている。

<波乱万丈な物語を糧に手繰り寄せたメジャーデビュー>

開拓を望む者たち──という意味を持つLEEVELLESは、宮地正明(b)、髙木皓平(dr)、小川紘輔(vo)、川﨑純(g)の4人から成るロックバンド。結成してまもなくコロナ禍に見舞われ、いきなりすべての計画が破綻してしまうも、メンバー自ら楽曲制作だけでなくミュージックビデオやアートワークも担当するなど、インディーズ時代からあらゆるクリエイティブの経験値を高め続けてきた。その結果、着々とファンを増やしていき、その波乱万丈なストーリーをすべて糧にして、念願のメジャーデビュー。自力で明るい未来を手繰り寄せてみせる。

そんな彼らが橋本環奈主演ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』(カンテレ・フジテレビ系)のオープニングテーマ「地獄の沙汰も愛次第」を配信リリースし、そのタイトルにかけたメジャーデビュー後初ワンマンライブを開催。会場には、満員のファンとメディア含む多くの音楽業界関係者が集まっており、開演前からLEEVELLESが今どれだけ注目されているかを物語っていた。

<MVに出演した井手上漠&前野えまがサプライズ登場>

ステージ上のスクリーンには、2019年8月の結成から4年後の8月のメジャーデビューに至るまでのストーリーが映し出され、そこへ現れた4人はお立ち台に上がりながらオーディエンスを嬉々とした表情で煽っていく。そして、小川が「今日はライブに来てくれて本当にありがとう! 最後までよろしくお願いいたします!」と叫ぶと、今の彼らのシチュエーションに純度100%でシンクロする楽曲「無限未来」を皮切りに、今日ここに立つまでの音楽人生を彩ってきたキラーチューンたちを惜しみなく畳み掛けていった。途中「(「地獄の沙汰も愛次第」が)USEN HIT J-POPランキング第1位を獲得しました! 皆さんのおかげです。ありがとうございます!」といった嬉しい発表もあり、会場はホープフルな空気に包まれていく。

そんなお祝いモード全開の同公演には、ふたりのサプライズゲストが駆け付けていた。1人目は、メジャーデビュー曲「ヨルヲカケル」のMVでの熱演も記憶に新しい、ジェンダーレスモデル&タレントの井手上漠。メンバーに向けての熱い語りが印象的だったので、その一部をここに記したい。

「学生のときから誰しも誰かのヒーローになりたいって夢見るじゃないですか。で、人生って8割ツラいことじゃないですか。その中で私が救われるのは、歌なんですよ。誰かが歌っている曲で勇気をもらったり、助けられるのってある意味運命だなと思っていて。私は「ヨルヲカケル」の「夜明けを君と迎えにいこう」という歌詞がめっちゃ良い言葉だなと思ったんです。ツラいことがあったら「寝て忘れろ」ってよく言われるけど、ツラいことがあったときって寝れないんですよ。じゃあ、誰かと朝焼けを見に行けばいいと。そうすれば、ツラい思い出もきっと美しい思い出に変わるよ──私はそういうメッセージとして捉えることができて、すごく美しいフレーズだなと思ったんですよね。LEEVELLESは本当に素晴らしいヒーローだと思います」

この言葉が響いた様子の小川も「わぁー、嬉しいな。僕らも、今仰ってくれたように、僕らの音楽が誰かの人生をどーんと変えられなくてもいいから、ちょっとでも変わればいいなと思って音楽を届けているんです。でも、それは僕たちの曲を受け止めてくれる人たちがいるから成立するんですよね。だから、僕たちも逆に有難いと思っているし、いつも勇気をもらっています。ありがとうございます! 井手上さん、代弁してくれてありがとうございました! 泣きそうになりました」と熱く語っていた。

そして、2人目のサプライズゲストは、ドラマ『トクメイ!警視庁特別会計係』に出演し、LEEVELLES「地獄の沙汰も愛次第」のMVにもドラマ同様クレープ屋の店員役で登場している女優・前野えま。「上から読んでも、下から読んでも、前野えまです!」と元気に挨拶すると、MV撮影時のエピソードを披露してくれた。「小川さん、本当に食いしん坊で! MVで本物のクレープをたくさんつくっていたんですけど、小川さんは5個ぐらい食べてました(笑)。小川さんの胃袋は素晴らしい」──ちなみに、この件についてはメンバーの宮地も「マジでしあわせそうな顔して食べてたよね(笑)。てか、いつも、自分が思っている以上に食べてるよ?」と語り、笑いを誘っていた。

そんな和気藹々としたトークから「僕らの最大の愛と最大の感謝を込めて歌わせて頂きたいと思います」と、ライブは本編ラストの「地獄の沙汰も愛次第」へ。宣言通り、4人それぞれに今日ここまでで最大のエモーションを爆発させながら演奏&熱唱し、最大の熱狂と一体感を生み出してステージをあとにした。

<ファンへの感謝と約束の曲&アニメ主題歌を最後に>

鳴り止まないクラップに誘われるように再登場した彼らは、ファンクラブ「PORTAL」の開設を発表。そして「有難いことにメジャーデビューさせて頂いたんですけど、僕らがこうやって音楽をやれているのは当たり前のことじゃなくて、こうしてLEEVELLESのライブを観に来てくれているあなたがいて、僕たちの音楽を「好きだよ、聴いてるよ」って言ってくれるあなたがいて、僕たちが「こんなことがやりたい」と思ったときに手伝ってくれる人たちがいるからで。僕たちだけで出来ることじゃないんですよ。すごくたくさんの人の力添えがあって、今日のワンマンライブも成立しているんです。だから、改めて言わせて下さい。ありがとうございます」と感謝を告げ、そんなあなたたちに伝えたいことを曲に書いてきたと新曲「Walk」を披露した。

まずは小川のピアノの弾き語りで、そこへ髙木のドラムが重なり、宮地のベースが重なり、川﨑のギターが重なり、LEEVELLESのこれまでの道のりを支えてくれた人たちへの感謝、そして、これからの道を共に歩んでいく人たちへの約束を全身全霊の音楽で届けていく。さらには「来年もよろしくね!」という言葉と共に、アニメ『姫様“拷問”の時間です』(2024年1月よりTOKYO MX、BS11、関西テレビにて放送開始)エンディングテーマ「明日は明日の風が吹く」を最後にお届け。LEEVELLES史上最高の疾走感とポジティブなメッセージを浴びながら、この場に居合わせた誰もが満面の笑みを浮かべていた。

<『MUSIC FAIR』出演時に絶賛の声>

そんなドラマティックなワンマンライブを大成功に収めた3日後、日本人であれば誰もが知る人気長寿音楽番組『MUSIC FAIR』に出演した彼ら。愛と希望に満ちた面持ちで「地獄の沙汰も愛次第」を披露したのだが、その直後のSNSにはLEEVELLESファンはもちろん、BE:FIRSTなど共演者のファンからも彼らを絶賛する声が多く投稿されていた。冒頭に書いた通り、ここに来るまで苦労の絶えなかったバンドだが、今確実にその日々が報われつつある。とは言え、彼らの将来の夢は大型フェス出演に海外進出、東京ドームなどなど壮大(詳細はこちらのインタビュー記事にて:https://www.billboard-japan.com/special/detail/3906)で、開拓を望む者たちのストーリーの本編は今始まったばかりだ。ぜひ今後の動向にも注目してもらいたい。

Interviewer:平賀哲雄

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