「Aぇ!group」が2024年こそ次のステージへ!

23年中のデビューが確実視されていたAぇ!groupだが、諸事情でかなわなかった。しかし、個々のキャラクターが世間に浸透しつつある。関西ローカルではテレビ、ラジオでレギュラーをこなしている上、佐野晶哉が「千鳥の鬼レンチャン」で、草間リチャード敬太が「ザ!鉄腕!DASH!!」で、福本大晴がクイズ番組などで活躍している。

そんな中、センターの末澤誠也の〝シンデレラストーリー〟が感動を呼んでいる。

末澤といえば、14歳で入所してから21歳でダンサー兼振付師の屋良朝幸に〝発見〟されるまで、鳴りを潜めていた。発見されたエピソードが先日、FM大阪のラジオ「カンバリ!」で、屋良の口から語られた。

屋良が「まず存在を知らなかった。誠也のことをね」と切り出した。
中山優馬が2015年に初単独ライブをするにあたって、関西のジュニアをバックダンサーにつけたいとして、オーディションを行うことになった。

屋良は「リチャとか、大橋(和也)とか、(藤原)丈一郎、この子たちが踊れるよって、目星はつけていった。でも、俺的にはもっとちっちゃい子とか、全員を見たかった」と話す。

少年たちの中に混ざっていたのが21歳の末澤だった。「ちっちゃい子たちといたわけ。最初入ってきて、皆とあいさつした時は本当に目も行かなかった。で、何曲かリズムトレーニングやって振付やりますってなって。後ろの端にいた誠也がめっちゃ輝いていた。で、あの子誰だろって思って。スタッフに聞いても知らんのよ、誠也のこと」と屋良。

末澤は「出てなかったからね、全然」と苦笑いした。

屋良は「あ、末澤くんっていうんだねって。スタッフに『ねえ、あの子誰?』って聞いてもハテナみたいな感じなのよ。でも、『あいつめちゃくちゃいいから、入れてくれない』ってお願いした。優馬にも言って、『あっ、分かりました』ってなった」と掘り下げた。

そして、中山のライブでは末澤メインの場面を作るなど、大抜てきした。まだ、末澤が無名で、スタッフさえ知らない時だったが、末澤は屋良の期待に応えた。客席も「あの子、誰!」とざわついたという。

そして、2019年にAぇ!groupが結成され、小島健がリーダー、末澤が正門良規とともダブルセンターとなった。

2024年こそ次のステージに上がることは確実だろう。

*12月30日、福本大晴がグループを脱退し5人体制でやることが発表された。

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