暮れも押し迫った12月30日、福井県内のショッピングセンターや市場は、正月準備でおせち料理の食材などを買い求める家族連れらでにぎわった。
福井市のベル内のアル・プラザベル食品売り場には、数の子やかまぼこ、黒豆といった定番のおせち料理の食材をはじめ、カニやすき焼き用の肉、雑煮用の餅などが所狭しと並んだ。売り場の担当者によると、年末は暖かい日が続いたため、鍋物用の食材に加え、すしや刺し身も例年より売れているという。
訪れた家族連れらはリストを片手に店内を巡り、お目当ての商品を買い物かごに入れていた。福井市の女性(71)は「夫婦でおせちを囲んで、穏やかに正月を過ごしたいですね」と話していた。