茨城県潮来市日の出の潮音寺(村上定運住職)で30日、31日深夜から翌日にかけて同寺境内で行われる「初祈願万燈会」に使うカップ型ろうそくへの祈禱(きとう)が行われた。
同寺の恒例行事で、先祖の鎮魂や平和などを願う。毎年、翌年の干支(えと)の形にろうそくを並べており、今回は「辰(たつ)」にちなんだ絵を形作るという。祈禱では、村上住職が「学業成就」「世界平和」などと願い事が書かれたろうそくを手に取っては祈りを込めていた。
初祈願万燈会は、31日午後11時に点火が始まり、翌1日午前2時ごろまで行われる予定。当日、ろうそくに願い事を書いて献燈することも可能。村上住職は「新年を迎えるに当たり、多くの方の祈りをお預かりしたので、心を込めてご祈禱させていただいた。無事に開催できれば」と話した。