ロリスのLAFC移籍が正式発表…31日ボーンマス戦で在籍11年スパーズに別れ

LAFC移籍が決定したロリス[写真:Getty Images]

ロサンゼルスFCは30日、トッテナムから元フランス代表GKウーゴ・ロリス(37)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2024年末までの1年となるが、以降2シーズンに関する延長オプションが付帯する。
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また、トッテナムも同日、「私たちはウーゴと家族の将来が幸運であることを祈っています」と、クラブ在籍11年の元守護神のメジャーリーグ・サッカー(MLS)移籍を発表した。

さらに、「私たちは日曜日のトッテナムホットスパー・スタジアムでのAFCボーンマス戦のハーフタイム中に集まって、直接ウーゴに感謝の意を伝えるつもりです。試合を観戦する際は、現代のレジェンドの一人のキャリアを祝うため、ハーフタイムには席に留まっていてください」と、31日に行われる2023年最後のホームゲームであるボーンマス戦でレジェンドのお別れセレモニーを実施することを伝えた。

ロリスは2012年夏にリヨンから完全移籍でトッテナムに加入。以降は絶対的な守護神に君臨し、ここまでクラブ歴代7位の公式戦447試合に出場。2015-16シーズンから昨シーズンまでキャプテンを担ってきた。さらに、プレミアリーグでは通算361試合に出場し、歴代12位となる127回のクリーンシートを達成していた。

ただ、フランス代表で歴代最多145キャップを誇る2018年のワールドカップ王者は昨シーズン終了後に「僕らは重要な時期を迎えている。それは僕にとってもクラブにとってもね。つまりひとつの時代の終わりだ。今、僕には何か別の願望がある。何が可能なのか、じっくり検討したいと思っている」と、退団希望を公言していた。

今夏の移籍市場では最終的にクラブに残留し、選手登録も行われたが、ここまで一度もベンチ入りすることはなく、ファーストチームのトレーニングに参加しながら適切なオファーを待っている状況だった。

なお、今シーズンのMLSレギュラーシーズンを3位で終え、MLSカップ準優勝のロサンゼルスFCは、先日に元イタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニが現役引退を発表。これに伴い、新たなアイコンとなるスター選手の獲得を検討していた。

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