ドライバーに視線と手のひら向ける「合図横断」 子どもたち、ダンス踊って覚えてね

合図横断が学べるダンスを踊る園児たち(京都府亀岡市・千代川こども園)

 京都府亀岡市の千代川こども園で、京都府警亀岡署の交通安全教室が開かれた。園児たちは府警音楽隊の演奏に合わせ、ドライバーに視線と手のひらを向けて道路を渡る「合図横断」を学べるダンスに楽しく取り組んだ。

 合図横断は、手を上げるだけではかえって危険な横断になりかねないと、府警が周知に力を入れている。同署が園児たちにも知ってもらおうと12月19日の安全教室で実施した。

 署員が園児約200人を前に「手のひらと顔を運転手さんに向けて渡りたいという気持ちを伝えましょう」と呼びかけた。ダンスはサンバ調で「顔を向けたら伝わるよ 車が止まれば走らずに 周りもよく見て」などの歌詞に合わせ、府警カラーガード隊員が手を上げたり、左右を見たりする振り付けで踊った。園児たちも一緒に動きをまねしていた。

 教室では身を守るための合言葉「いかのおすし」の説明や、サンタクロース姿の署員による反射材のプレゼントもあった。音楽隊もクリスマスソングなどの演奏で盛り上げた。

 園児(6)は「お姉さんのダンスが楽しかった。道路は手を上げて、しっかり止まるようにします」と話していた。

© 株式会社京都新聞社