レッズが先発補強 右腕モンタスと1年1600万ドルで合意との報道

2020年以来のポストシーズン進出と2012年以来の地区優勝を目指すレッズが先発補強に動いた。日本時間12月31日、MLB公式サイトが複数の関係者から得た情報によると、レッズはヤンキースからFAとなっていた右腕フランキー・モンタスと1年1600万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。レッズは今オフ、すでにエミリオ・パガン、ニック・マルティネス、ジャイマー・キャンデラリオを獲得し、バック・ファーマーとも再契約しており、FA補強の総額は1億ドルを突破した。

現在30歳のモンタスは2021年に13勝9敗、防御率3.37、207奪三振の好成績を残すなど、アスレチックスのエース格として活躍していた右腕。2022年のトレード・デッドラインでヤンキースへ移籍したものの、移籍後は8先発で1勝3敗、防御率6.35と精彩を欠き、今季に至っては右肩の手術の影響で1試合しか登板できなかった。来季は新天地レッズで、サイ・ヤング賞投票6位となった2021年の姿を取り戻すことが期待される。

今オフ開始時点で、レッズの先発陣はハンター・グリーン、グラハム・アッシュクラフト、アンドリュー・アボット、ニック・ロドロ、ブランドン・ウィリアムソンという顔ぶれ。3シーズン以上のメジャー経験がある選手は1人もおらず、レッズは非常に若い先発陣を支えるために、実績のある投手の補強を目指していた。モンタスとマルティネスは先発ローテの一角を担うだけでなく、若手投手たちをサポートする役割も期待される。

今オフのレッズは来季のポストシーズン進出に向けて積極的な補強を見せており、モンタスと1年1600万ドルで合意したほか、マルティネスと2年2600万ドル、パガンと2年1600万ドル、キャンデラリオと3年4500万ドルで契約。ファーマーとも1年225万ドルで再契約を結んだ。FA市場で5選手に投じた総額は1億525万ドルとなり、1億ドルを突破。なお、若手の台頭で内野手が人員余剰気味になっており、今後はトレードでの戦力補強を模索することになるかもしれない。

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