新潟県内の料理店やホテルでは12月30日、新年の食卓を彩るおせちやオードブル作りで大忙しとなった。新潟市中央区の洋食店「ピーア軒」では料理人らが手際よく食材を盛り付け、平穏な1年を願った。
「ピーア軒」では9人の料理人やアルバイトが総出でおせちを盛り付けた。重箱の中心にロブスターを乗せ、金時や黒豆など縁起の良い食材もぎっしりと詰め込んだ。ピーア軒こだわりのビーフシチューも入り、和洋折衷の料理が楽しめるという。
5類移行後初の年末年始となり、今年は注文数が多く、例年は12月31日から始める盛り付け作業を30日に前倒しした。31日の午前11時ごろまでにおせち51個、オードブル188個を作る予定だ。
社長の廣田辰巳さん(53)は「店は今年100周年を迎えためでたい年になった。お客さまにも縁起をお届けしたい」と話した。