今季最速の打球はアクーニャJr.の195キロ 大谷翔平は4位タイ

MLB公式サイトのデービッド・アドラー記者はスタットキャストの各部門で今季メジャートップの数字を記録した選手を紹介する特集記事を公開している。今季メジャー最速の打球を放った打者は満票でナ・リーグのMVPに輝いたロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)だった。アクーニャJr.は日本時間9月3日のドジャース戦で放った32号アーチが打球速度121.2マイル(約195.1キロ)を計測。本塁打になった打球に限らず、今季の全打球のなかでメジャー最速をマークした。

スタットキャストが導入された2015年以降、120マイル以上の打球を放った打者はアクーニャJr.のほかにジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジ、ゲーリー・サンチェス、オニール・クルーズしかいない。このうち、120マイル以上の本塁打を放ったのはジャッジ、スタントン、そしてアクーニャJr.の3人だけである。

今季の2位はスタントンの119.5マイル(約192.3キロ)。この打球はタイガース先発のマット・マニングの右足を直撃し、マニングは骨折してシーズン終了となった。3位はレッズの新人エリー・デラクルーズが放った13号アーチで、119.2マイル(約191.8キロ)を計測している。

大谷翔平(今季エンゼルス・現ドジャース)は4位タイにランクイン。日本時間8月30日のフィリーズ戦でアンドリュー・ベラッティから放った右中間への二塁打が118.6マイル(約190.9キロ)を計測した。大谷は日本時間8月13日のアストロズ戦で放った二塁打でも118.3マイル(約190.4キロ)を計測しており、こちらは今季メジャー7位タイとなっている。

本塁打になった打球に限定すると、アクーニャJr.が1位であることは変わらないが、大谷は日本時間6月19日のロイヤルズ戦でザック・グレインキーから放った24号アーチが今季最速で、10位タイに登場する。20本塁打以上の打者のなかで、本塁打の平均打球速度が最も速かったのはスタントン(110.6マイル)。大谷は平均109.1マイルを記録し、アクーニャJr.(109.0マイル)をわずかに上回った。

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