1万円札6億円分の裁断くずで装飾した「開運の中津城模型」 1月1日から展示【大分県】

6億円分の1万円札の裁断くずで装飾した「開運の中津城模型」=中津城
先着800人に配布する開運ステッカー。福沢諭吉の肖像をプリントしている

 【中津】中津市の中津城で来年1月1日から、1万円札6億円分の裁断くずで装飾した「開運の中津城模型」の展示が始まる。7月に1万円札の肖像が渋沢栄一に交代するのを前に、郷土の偉人・福沢諭吉にあらためて光を当てる「不滅の福沢プロジェクト」の一環。

 模型は木製の本丸とやぐらで実物の20分の1のサイズ。中津城を運営する千雅商事中津城事務所(市内二ノ丁)の社員らが、廃棄処分された1万円札の裁断くずを貼り付けて制作した。

 裁断くずは幅2ミリ、長さ15ミリで、6億円分の重さは約60キロ。同社大分支店の小川理恵総務課長は「細かい紙片を木工用接着剤で貼り付ける作業に苦労した」。

 1日は午前9時に開城。3日まで先着800人に、開運ステッカーを無料配布する。

 観覧には入城料(高校生以上400円、中学生以下200円、未就学児無料)が必要。問い合わせは同事務所(0979.22.3651)。

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