美術科専攻の女子高校生がけん玉「日本一」 最高位クラスでライバルを撃破

表敬訪問でけん玉の腕を披露する加藤さん(中央)=草津市役所

 滋賀県立栗東高校1年の加藤未羽(みう)さん(16)=草津市=が、10月29日に福岡県久留米市で開かれた、けん玉の全国大会で優勝した。加藤さんは「絶対に優勝したかった。今回はいつもより緊張せず、試合を楽しめたのが良かった」と笑顔を見せた。

 加藤さんは小学1年からけん玉教室に通い始め、小学6年で「全日本少年少女けん玉道選手権大会」、中学3年で「日本けん玉協会杯争奪戦」で優勝を果たした実力者。今回出場したのは「全日本クラス別けん玉道選手権大会」の最高位のSAクラスで、並み居るライバルと技を競い頂点に立った。

 12月19日に草津市役所を表敬訪問し、けん玉の魅力を「全然できなかった技が練習したらできるようになること」と語った。全国大会では友人ができることもあるという。

 高校では美術科で学んでおり「忙しくて練習が中学に比べて少なくなったが、家族の支えでここまでこられた。美術もけん玉も両方やっていきたい」と今後を見据えた。

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