静岡学園 PK戦で涙…初出場・広島国際学院に敗れ2回戦で姿消す【第102回全国高校サッカー・速報】

第102回全国高校サッカー選手権大会は12月31日、2回戦を行い、静岡県代表の静岡学園は浦和駒場スタジアム(埼玉)で、初出場の広島国際学院(広島)と対戦した。静岡学園は1‐1から突入したPK戦で4‐3で敗れ、4年ぶりの優勝はならなかった。

Jクラブ入団内定者3人を擁する静岡学園は序盤から主導権を握った。前半17分、至近距離からのヘディングシュートを浴びたが、GK中村圭佑がビッグセーブ。このピンチをしのいだ後はしっかりボールを支配して攻め込んだ。

前半21分にMF高田優がボレー、25分にDF水野朔がヘディングシュート、31分にMF庄大空がドリブルシュートを放つなど、再三決定機をつくった。しかし、相手の粘り強い守備に手を焼き、ネットを揺らせなかった。

静岡学園が先制を許したのは、守備陣の戻りが遅れた後半9分だった。カウンターから左サイドを破られ、中央から豪快にけり込まれた。

1点を追う静岡学園が追いついたのは後半15分。MF森﨑澄晴のパスに反応したMF庄大空がDFの背後に飛び出し、最後は技ありのループシュートでネットを揺らした。

試合を振り出しに戻した静岡学園は、その後も主導権を握って押し込んだが、31分の神田のシュートがポストに嫌われるなど試合を決める1点が遠く、PK戦に持ち込まれて、涙を飲んだ。

【第102回全国高校サッカー選手権大会2回戦=浦和駒場スタジアム】
静岡学園1(0‐0、1‐1)1広島国際学院(広島)
(PK4‐3)
<得点者>
【静】庄大空
【広】石川撞真

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