「2023 SBS芸能大賞」の主人公は?ユ・ジェソクの品格も輝く

写真=「2023 SBS芸能大賞」放送画面キャプチャー

ユ・ジェソクの品格が「2023 SBS芸能大賞」を輝かせた。

30日、上岩(サンアム)SBSプリズムタワーで「2023 SBS芸能大賞」が開かれ、イ・サンミン、イ・ヒョニ、キム・ジウンが司会を務めた。

この日の授賞式では、イ・サンミンの度重なるミスと、番組側の未熟な準備で残念な場面があらわになった。そんな中、ユ・ジェソクは個人賞としては無冠にもかかわらず、最後までその場を守り、「芸能大賞」19冠王だけのウィットと品格を見せた。

最初からミスをしたイ・サンミンは、視聴者が選ぶ今年の番組賞候補として「ランニングマン」を紹介する時、「ラニンマン」と発音し、番組メンバーの不満を買った。イ・サンミンの「生放送で1つや2つ、文字を間違えても理解してほしい」という言葉を、「大丈夫」とクールに交わしたユ・ジェソクは今年の番組賞を狙う抱負を明かした後、「ラニンマン! ランニングマンじゃなくて、ラニンマン!」と叫ぶセンスを披露した。

しかし、イ・サンミンはその後も「ラニンマン」という発音ミスを続けた。シン・ドンヨプが「『ラニンマン』と言わないで!」とし、MCのイ・ヒョニは「ラン! ランニング!」と発音を正した。

ミスは番組側からもあった。優秀賞のプレゼンターとしてヤン・セチャンと一緒に登場したパク・ナレは、オ・サンジンとペ・ソンジェを男性優秀賞の受賞者として発表したが、ステージにあがったのはオ・サンジン1人だった。しばらくの落ち着かない雰囲気と、オ・サンジンの受賞感想の後、イ・サンミンは「男性優秀賞受賞者の呼名にミスがあった」と発表し、ヤン・セチャンとパク・ナレは「伝達ミスがあったようだ。カードにはペ・ソンジェさんのお名前が書かれていた」と謝った。

ヤン・セチャンとパク・ナレのミスではなかったが、収拾は2人の役目だった。幸い、ペ・ソンジェはその後、男性最優秀賞者として呼名され、ヤン・セチャンとパク・ナレは自分のことのように喜び、歓呼した。ペ・ソンジェは「まず、ヤン・セチャンさんとパク・ナレさん。気まずい思いをされたと思うが、あまり気にしなくていい」と伝えた。

2022年に「SBS芸能大賞」のMCを務めたタク・ジェフンは、プロデューサー賞のプレゼンターとしてステージに上がり、イ・サンミンの司会にいたずらっぽく残念であることを伝えた。彼は「4時間の間、センスのあるユーモアが一度も出なかったことについて、本当にあんなこともあるんだと(思った)」とし「センスのあるユーモアまでやっていたら、5時間を超える」と反論するイ・サンミンに「すごいですね」と応じ、笑いを誘った。

このような残念な雰囲気の中、授賞式の品格を高めたのはやはりユ・ジェソクだった。彼は“バラエティのドン”イ・ギョンギュによって、大賞候補として紹介された。イ・ギョンギュが「あなたが昨年、19回目の大賞受賞だったのではないか。この世には9のつく回は、難航するというものがある。これを乗り越えられるのか」と話すと、「僕は9のつく回に対する恐れよりも、来週の収録の方が心配だ」という一言で、大賞にこだわらないバラエティタレントの品格を見せた。

さらに「9回? それは大したことではない。来年またやればいい。来年もダメ? その翌年にやればいい。僕にはまだ時間がある。心配なさらないで」と付け加えた。

また、彼のセンスが輝いたのはチ・ソクジンのプロデューサー賞受賞の瞬間だった。2021年、SBS名誉社員証受賞、2022年大賞候補にだけ名前をあげた実質的無冠、2023年大賞候補にも除外されたチ・ソンジンが、ついにプロデューサー賞でこれまでの苦労が認められた時間、健康上の問題で授賞式に参加できなかった彼の代わりに、ステージに上がったユ・ジェソクは「彼が感想を話したいかもしれない」とその場で電話をかけた。そして、チ・ソクジンは「とても感動的な瞬間」と心のこもった感想を残した。

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