「竜」のヘッドマーク電車が秩父路を走る 秩父鉄道が「開運特別列車」運転 記念入場券も発売(埼玉県)

7500系車両秩父三社トレインイメージ(写真:秩父鉄道)

埼玉県の秩父鉄道は、辰年2024年の幕開けを飾るイベントとして、干支(えと)の竜をデザインした「開運特別ヘッドマーク列車」を運行する。正月休みの同年1月1~8日の期間限定。

ヘッドマークを付けるのは2編成で、マークは列車ごとに異なる2種類。一つ目は「開運」の文字を竜が囲む。もう一つは黄色と赤のラインに「開運」をあしらって、初日の出をイメージした。

ヘッドマークイメージ(画像:秩父鉄道)

ヘッドマークを付けるのは、「竜」が7800系電車、「初日の出」が7500系電車。いずれも、東急東横線や田園都市線を1980年から約40年間にわたって走った、東急8090系の譲受車だ。

東急時代の面影を残す通勤電車で、7500系は3両編成、7800系は2両編成。7500系は秩父地方の信仰を集める、三峰神社、宝登山神社、秩父神社の「秩父三社トレイン」にフルラッピングされている。

また、秩父鉄道は2024年1月1~14日の2週間限定で干支をモチーフにした「開運記念入場券」を発売。台紙は絵馬型、硬券入場券は竜の顔がモチーフで、台紙裏面には願い事などを書き込める。

熊谷、ふかや花園、寄居、長瀞、秩父、三峰口の有人6駅のほか、オンラインショップ「ちちてつe-shop」でも売り出す。

記事:上里夏生

© 株式会社エキスプレス