【岩手・桐花賞】ノーブルサターンが連覇…高松「馬を信じて祈る気持ちで追いました」

12月31日、水沢競馬場で行われた岩手競馬グランプリ10R・桐花賞(重賞・M1・ダ2000m)は、高松亮騎乗の1番人気、ノーブルサターン(牡9・岩手・板垣吉則)が連覇を達成した。3馬身差の2着にフレイムウィングス(セ6・岩手・酒井仁)、3着にヴァケーション(牡6・岩手・畠山信一)が入った。勝ちタイムは2:09.0(重)。

3番人気で山本聡哉騎乗、ゴールデンヒーラー(牝5・岩手・佐藤祐司)は、5着敗退。

1着 ノーブルサターン
高松亮騎手
「思った以上にペースが遅かったので、どこかで勝負をかけなければと思い、3コーナーからまくりに出ました。あとは馬を信じて祈る気持ちで追い続けました。今回は馬に厳しい競馬をさせましたからね。勝った時は安堵の気持ちでした。桐花賞は誰もが勝ちたいレース。僕の馬を負かしにくるのは当然ですから、その状況下で勝ち切れてうれしいです。ノーブルサターンはほめるところしかありません。今日はいつもより緊張していましたが、僕を落ち着かせてくれたのも勝因です。要所、要所でノーブルサターンに勝たせてもらいましたからね。来年はさらに上を目指し、リーディングを取りたいと思います」

板垣師「3角まくりは好判断」

板垣吉則調教師
「今回は体重が増えていましたが、今の季節ですから仕方がない。それでも十分に乗り込みましたから、状態は引き続き良かったと思います。ジョッキーにはスタートだけを気をつけてほしいと伝えましたが、3角まくりは好判断。4コーナーでも手ごたえが良かったので大丈夫だなと思いました。9歳馬ですが、馬は若いですし、頭が下がるばかりです。この後は放牧に出て休養させ、来年も同様のローテーションになると思います」

ノーブルサターン 61戦11勝
(牡9・岩手・板垣吉則)
父:カジノドライヴ
母:クロスマイハート
母父:スペシャルウィーク
馬主:吉木信彦
生産者:ハシモトファーム

【全着順】
1着 ノーブルサターン 高松亮
2着 フレイムウィングス 山本政聡
3着 ヴァケーション 村上忍
4着 ホッコーライデン 高橋悠里
5着 ゴールデンヒーラー 山本聡哉
6着 レールガン 高野誠毅
7着 マナホク 坂口裕一
8着 マイネルアストリア 岩本怜
9着 ラブロック 菅原辰徳
10着 オタクインパクト 鈴木祐

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