「今はとても元気です」、心停止から回復したルートンDFロッキャーが声明…周囲への感謝や心肺蘇生法を啓発

心停止から回復したロッキャー[写真:Getty Images]

先日のボーンマス戦で試合中に心停止に陥っていたルートン・タウンのウェールズ代表DFトム・ロッキャーが、自身の健康状態に関する声明を発表した。

ロッキャーは16日に行われたプレミアリーグ第17節のボーンマス戦に先発出場したが、1-1のまま迎えた60分にボールと関係ないピッチ中央で昏倒。そのままピッチに倒れ込んだ。

プレーは続いていたが、ボーンマスMFフィリップ・ビリングがメディカルスタッフをピッチ内に呼び、試合は中断。応急処置を受けたロッキャーは担架に乗せられてピッチを後にすると、スタジアム内で応急処置を受けてから病院に搬送されていた。

その後、容体の安定と共に退院が発表された同選手は今後の再発を防ぐため、19日にICD(植え込み型除細動器)を装着する手術も受けていた。

そのアクシデントから約2週間が経過したなか、ロッキャーは自身のインスタグラムを通じて健康状態に関する声明を発表している。

「ボーンマスで心停止に陥った後、僕自身はとても元気で、とても気分が良いとだけ言っておきたいと思います。これほど元気にやれているのは、すべてプレーヤー、スタッフ、ドクター、救急隊員の英雄的な行動のおかげです。英雄たちに囲まれてこのようなことができたことに感謝しています。彼らは僕の命を救ってくれました。あなた方が僕にしてくれたことは決して忘れません」

「試合に参加できないのは残念ですが、僕なしでも仲間たちが戦いを続けるのを見ていると誇りに満ちた気持ちになります。ここ3試合で見せたファイティングスピリットが自分に切望していた元気を与えてくれました。私は監督とクラブを助けるために可能な限りあらゆる方法でできる限りのことをするつもりです。それがどのような役割を果たすのかは、新年に専門家と会う予定なのでまだ決定されていません」

「できるだけ多くの人が心肺蘇生法を知ることがいかに重要であるか、どれだけ強調しても足りません。それは文字通り、僕のような命を救います。英国心臓財団のWebサイトで基礎を確認するか、コースに参加してください。 いつ必要になるかわかりません」

「ここまで僕受けたサポートに圧倒されていて、メッセージ、手紙、贈り物、そして励ましをくださったすべての人に感謝しています。グラウンドに掲げられた横断幕を見たり、自分の名前が歌われるのを聞いたりしたことは、僕と家族にとって本当に大きな意味がありました」

「最後に、この間僕と家族を支えてくれたボーンマス、ギャリー・スウィート、ロブ・エドワーズ、ルートン・タウンに感謝したいと思います」

「皆さんの新年の幸福を祈っています。2024年もよろしくお願いします」

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