子授守、男女とも持ち歩いて 高岡・射水神社 財布に入るカード型用意

新しく授与される子授守と御朱印帳=高岡市の射水神社

 高岡市の射水神社は1日から、子宝に恵まれるよう願う「子授守(こさずけまもり)」を授与する。爽やかな色合いとデザインで、男女ともに持ち歩けるようカード型にした。

 「子授守」には出産に通じる語句「梅」「海」にちなみ、「御神木の梅」と子孫繁栄を表す「青海波(せいがいは)」をあしらった。縦7センチ、横4センチで財布などに入れて人知れず願掛けできる。初穂料は千円。

 従来は妊娠を願う「子宝守」があり、愛らしいデザインや配色から女性のみが授与を希望していたが、同神社は「妊娠は女性だけでなく、男女ともの切実な願い」としてともに携帯しやすいデザインにした。

 嶽徹権禰宜(だけとおるごんねぎ)は「夫婦、男女の皆さんの願いがかない、家族が増えて幸せな家庭が築かれることを祈っている」と話した。

 同神社は、始めたことが大きな成果を上げるとされる「一粒万倍日」限定で配布する金色の御朱印帳も用意した。1日から1冊1500円で配る。同日は「元旦」と「一粒万倍日」、天が全ての罪を赦(ゆる)すとされる「天赦日」、天からの恩恵を受けるとされる「天恩日」の四つの吉日が重なる日とされ、金色の御朱印帳を提供することにした。

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