新年に思はせ「良い1年に…」、新潟県内各地で二年参り 新潟市中央区の護国神社では和太鼓の演奏など復活

良い年となることなどを願い、手を合わせる参拝者=12月31日、新潟市中央区の護国神社

 新潟県内各地の神社に大みそかの12月31日、家族連れらが二年参りに訪れた。参拝者は過ぎゆく年の出来事に思いをはせ、2024年がより良い1年となるよう願いを込めて手を合わせた。

 新潟市中央区の護国神社では、年が変わる時間帯に披露される神輿(みこし)や和太鼓演奏が、新型コロナウイルス禍による中止を経て4年ぶりに復活。権祢宜(ごんねぎ)の木村正彦さん(47)は「勇壮な太鼓と神輿で元気をつけ、勢いある1年にしてほしい」と話していた。

 境内には2024年の干支(えと)「辰(たつ)」を描いた縦2.5メートル、横4.5メートルの巨大な絵馬が2枚飾られ、訪れた人々が無病息災や家内安全を祈った。

 家族と訪れた中央区の小学5年の男子児童(11)は「辰年生まれで初めて年男になるので、うきうきする。友達ともっと仲良くし、算数や理科の勉強を頑張りたい」と抱負を話した。

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