奈良県五條市二見7丁目の生蓮寺(高畑公紀住職)で31日、昼間の除夜の鐘突きがあり、参拝者が新年への願いを込めて厳かな音を響かせた。
高齢者や子どもに明るい時間に安心して鐘を突いてもらおうと、2019年から毎年実施。僧侶が読経する中、参拝者が次々と集まり、本堂に参拝した後、午後1時ごろから順次鐘を突いた。子ども用の小さな鐘も用意され、丁字(ていじ)形の棒で鐘を鳴らした子どもたちにはお菓子がプレゼントされた。妻が五條市出身という会社員の向井博紀さん(39)=京都市=は家族3人と親戚家族2人で参拝。「来年小学生になる娘の1年間の無事と健康を願いながら鐘を突きました」と話した。