フーシ派、紅海で攻撃継続 米軍と交戦、死亡10人と声明

 【カイロ共同】イエメンの親イラン武装組織フーシ派は12月31日、紅海でコンテナ船を襲撃したとされるフーシ派のボート4隻と米軍の交戦に関し、メンバー10人が死亡したと声明で明らかにした。ボートは通常の警戒活動を行っていたと主張し、敵視するイスラエルに向かう船舶へ攻撃を続ける構えを示した。

 米中央軍によると、ボートはコンテナ船に発砲しながら接近し、乗船を試みていた。出動した米軍ヘリコプターに発砲したため自衛措置として応戦し、ボート3隻を沈めたという。ロイター通信などによると、コンテナ船はエジプトのスエズ港に向かっていた。

 紅海周辺ではフーシ派による民間船への攻撃が相次いでいる。

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